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貴「ん?私以外にも“鬼神”を斬る奴がいたとは・・・。そういえばかすり傷があるな・・・。あれが片付いたら薬を塗っておくから辛抱をし。」
あの青年の動きは尋常じゃない。まず相手を見ずに軽快な動きをするのは容易じゃあない。
それに身近にあるものを使って退治するとは・・・。面白い。
近くに投げ出された義手を取り、彼の所に向かう。
腕に仕込み刀・・・。それに先ほどの不思議な感じをしたということはこういうことか・・・。
顔はおろか、目・耳・腕・足も全て偽物だ。
義手や義足のつくりを見ると“あの人”か?
考え事をしていたとき青年の顔が“落ちた”。
貴、どろろ「「!?」」
すると、たちまち青年の顔の皮膚が戻った。
貴「どういうことだ?」
この青年、面白いな。(二回目)
こいつと一緒に旅しようかな?目的は少なからず鬼神退治だろう。
まずは、この少年の怪我を治すとするか・・・。
貴「済まないね。さてとかすり傷の薬は、っと。」
少年「なぁ、あんた薬師か?」
貴「いかにも。まぁ、お代は取らんから安心しろ。おい、あんたも怪我治すぞ!っておい・・・。」
青年はまるで何も聞こえないかのように去っていく。
少年「なんでおいらを助けたんだ?」
突然少年が私に質問を投げられ、振り向く。
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作者名:ビニビニ | 作成日時:2019年4月23日 19時