上弦の弐は僕の兄ですが何か？弐【鬼滅の刃】

捌拾玖話 ページ46

？1「“雛鶴”さんはあの日、血を吐いたんだよね・・・。私近くで見たけど。」


？2「確か切り見世に行ったらしいけど。」


？1「そうなの！？


＿＿＿なんか噂だと蕨姫花魁が“鬼灯”さんを狙ったから毒を仕込んだらしいけど。」


え・・・？蕨姫花魁が？


でもおかしい・・・。自分から狙われそうなことをするのか？


たとえ雛鶴さんが“鬼殺隊”(そちら側)だと見破っても毒まで仕込まないはず・・・。


それに僕を狙っている・・・？


確かに今の顔は普通の人よりかは綺麗だけど、そこまで露骨に態度を現すか？


まさか、鬼殺隊だってばれているのか？


？2「バカッ！ここ近いから名前を出すんじゃないよ！！」


？1「でも、あんまりじゃない！！昨日の“女将の転落死”でもう無理！」


そう・・・昨晩女将が“転落死”をしたらしい。


ジサツしたと言われているが・・・あれは間違いなく殺された(・・・・)


ある程度の高さでなければあんな死体の顔が見れない程ぐちゃぐちゃにはならない。


そしてその高さがある建物は京極屋付近にはない。


つまり、空中から落とされたことになる。


そんな芸当、鬼しかできないだろうな・・・。

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