捌拾肆話 ページ41
no side
ある日の夜___
お三津「いい加減にして頂戴。」
京極屋の花魁・蕨姫花魁の部屋に女将であるお三津が入るなり開口一番これである。
蕨姫「・・・何を?」
勿論、蕨姫花魁は何も知らない風に装う。
お三津「うちから怪我人や足抜け、ジサツする子を出すのだよ。
ジサツした子はアンタが虐め殺したようなもんだろう、蕨姫。」
お三津は冷や汗をかくように蕨姫に言う。
その言葉に蕨姫花魁は少しムッとした顔で反論する。
蕨姫「酷いことを言うわね、女将さん。
私の味方をしてくれないの?
私の癪に障るような子たちが悪いとは思わないの?
最近来た“鬼灯”みたいに癪に障らないことが出来ないの?
___誰の稼ぎでこの店がこれだけ大きくなったと思ってんだ、
常人ならばすくみそうな目つきで睨みつくも、お三津は続ける。
お三津「その睨み方・・・!?
お婆さんが子供の時と中年の時にそういう花魁を見たって。
その花魁たちは“姫”ってつく名を好んで使って・・・
気に食わないことがあると首を傾けて下から睨みつけてくる独特の癖があったって。
アンタ・・・何者なんだい?
アンタ、もしかして人間じゃn」
お三津がそう言うや否や、お三津と蕨姫の姿は部屋から消えてしまった。
332人がお気に入り
この作品を見ている人にオススメ
「鬼滅の刃」関連の作品
感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
神崎 - いつ頃投稿できそうですか?早く続きが見てみたいです! (2020年4月10日 17時) (レス) id: bf878b2d72 (このIDを非表示/違反報告)
ビニビニ(プロフ) - 柴ロットさん» リクエストありがとうございました!! (2020年3月9日 22時) (レス) id: 4b27694ccb (このIDを非表示/違反報告)
柴ロット - 面白かったです!ありがとうございました。 (2020年3月6日 16時) (レス) id: cebaefee85 (このIDを非表示/違反報告)
柴ロット - ちょっと誤字しました。軽く受け流してください(^^;; (2020年3月5日 9時) (レス) id: cebaefee85 (このIDを非表示/違反報告)
柴ロット - そうですね〜面白かったらなんでも良いと思います!不死川兄弟の関係がピリピリしている時に仲裁役みたいな無やってくれたら良いな〜。 (2020年3月5日 9時) (レス) id: cebaefee85 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:ビニビニ | 作成日時:2020年2月23日 0時