上弦の弐は僕の兄ですが何か？弐【鬼滅の刃】

捌拾話 ページ37

女将さんたちが中々どいてくれなかったので、そのままいることにしたが・・・


貴「あのぉ・・・、“雛鶴”さん、“まきを”さん、“須磨”さんを知っていますか？」


この三人の名をあげれば反応するだろう・・・。


荻本屋「・・・！？」


ときと屋「・・・！？」


京極屋「・・・。」


つまりこの三人のうち、どれかに入ればいいが・・・。


貴「あの、さっきからずっと考え事をしているように見えましたが、大丈夫ですか？」


この人・・・確か“京極屋”の女将。


事情を聴いている様では、“蕨姫花魁”が人気を誇っている。


だが、顔色から窺うに困っているのだろう。


貴「困っているようですから、そこへ入ってもいいですか？」


京極屋「・・・いいのかい？」


貴「私なんかで良ければ！」


なんとか潜入できたな・・・。


貴「)ｺｿｯ ねずみさん、京極屋に着いたら宇髄殿に伝えて。」


ねずみ「チュウ！！(了解した！！)」


特別だったようなので個室を与えられる。


あ、髪色とか目の色はちょっとばれやすいから擬態したけど。後顔のパーツも。


黒髪に碧眼(宇髄殿のセレクト。意外に大和撫子)だけど。


貴「・・・。」


なんか見られている感じ・・・。鬼の気配か？

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