上弦の弐は僕の兄ですが何か？弐【鬼滅の刃】

陸拾壱話 ページ18

貴「ここは・・・蝶屋敷か。」


蝶屋敷の天井が見える。いつの間に・・・？


胡蝶「Aさん！？」


貴「あ、しのぶ殿か。」


頭を動かしてみるとしのぶ殿が手を握って涙ぐんでいた。


胡蝶「『あ、しのぶ殿か。』じゃないですよ！


いつまでも目が覚めないと思ったじゃないですか！」


貴「ん？そんなに寝ていたのかい？」


不死川「ざっと二ヵ月だ。


＿＿＿それにしてもとんだお寝坊さんだなァ。」


丁度任務の手当てを受けていたのか、不死川殿が個室に入ってくる。


貴「ところで気になっていたんだけど・・・


真っ白な布団が紅く滲んでいるのはどういうこと！？


結核の末期みたいな状態だけど！？」←


まるで血を吐いたかのような惨状で驚く。


胡蝶「怖い冗談を言わないでください。


・・・Aさんが血を“拒絶”したからなんです。」


貴「は？き、“拒絶”？どういうことだい？」


胡蝶「落ち着いてください。昨日＿＿＿。」


うん。鬼が血を拒絶するのは聞いたことないし、


僕は飲まないだけで拒絶をしている訳ではない。


まさか、禰豆子ちゃんのように体質が変化したとでもいうのか・・・？


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大正こそこそ噂話

当時、結核は『国民病』といわれるほど恐れられていました。


で肺を常日頃使う鬼殺隊士がかかったら大変そう・・・。

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