引力使い【文スト】

二十二話です。 ページ23

貴「どれにいたしましょうか、エリス嬢？」



エリス「私はAと同じのがいい！」



時が遡ること一時間・・・


−−−−−−−−−−−−−−

貴「スイーツプレートですか・・・。」


エリス「前にリンタロウと町に歩いていたときに見たの！



ここのスイーツプレートすっごく美味しいからAもどうかなって！」



貴「では、ここで食べに行きましょうか。」



prrr



貴「・・・申し訳ございません、少し電話します。」



案の定←


“首領”


の二文字が携帯電話の画面上に表示されていた。



貴「中原です。」



森「Aちゃん！エリスちゃんとスイーツプレートを食べるのかい！？」



貴「・・・。(何で知っているのですか、首領。)」



森「それなら、スイーツプレートを食べているエリスちゃんの写真をしっかり撮ってきてね！



どの角度からも！・・・いいね？首領命令だからね？」



貴「・・・承知しました。(職権乱用すんなよ！？)」



森「心の声は突っ込まないでおくからね？じゃあ、後で送ってね？」



一方的に切られる携帯電話。



悪名高きポートマフィアの幹部は今日も首領の無茶ぶりに嘆く。

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