こんな私でも好きになってくれますか？ (ページ7)

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＿＿＿ジリリリリっ

ふぁ～、もう朝か。

今日も私が大嫌いなこの音で目が覚めた。この耳障りなアラームは私にとって大嫌いな学校へ行かなきゃいけない、最悪な１日が始まる合図。

心なしか胃が痛い気がするのは平日の朝の恒例行事だから学校を休む理由にはならない。お母さんにも怒られちゃうしね。

タッタッタッ

「ニャー」

「あ、ルゥおはよう」

私の癒し、ルゥ。

この子は猫だけどすごく活発で可愛い。

私が毎朝ご飯をあげるからいつも朝起きると器用に部屋のドアを開けて部屋に入ってくる。

お腹を空かしたルゥにご飯をあげてから自分も支度を済ませて重たい足取りで最寄駅まで歩き、電車に乗り込んだ。

それから学校に着くといつもより少しザワザワしている。

どうやら転校生が来るとか来ないとか。

別に盗み聞きしたんじゃないけど自然と耳に入ってくるのだ。

そんな噂がどこからどうやって広まったのかよく分からないけど。まぁ私には関係ないしどうでもいいか。

いつも通り教室に入って窓際の一番後ろに座り、１限目が始まるまで…そう思い机につっぷした。