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あれから数時間が経ち…と言ってもまだ四時限目。
今は世界史の時間なんだけど
先生が体調が悪くて休んでるらしく軽く課題があって残りは自習の時間になった。
勉強が好きなわけじゃないけど、世界史は割と私の中で得意分野だからこの量ならすぐに終わりそう。
「Aちゃん、これどうしたらいいの？」
さっきお互いに名前を聞きあった私達。
私もまだミンソクくんの名前しらないフリして”名前なんて言うの？”とか聞いちゃったりして。
家族によく顔とか態度に出るって言われるからちょっとどもってたのバレたかな。
ミンソクくんは目の前にあるプリントをどうすればいいのか分からないみたい。
ただ教科書からワードを抜き出してプリントの穴埋めをするという先生の手抜き丸出しの単純な課題。
ミンソクくんに説明してあげて教科書を開くとそれを穴が空きそうな勢いで凝視してる。
ちょっとおじいさんみたいな顔w
思わずクスリと笑ったら、不思議な顔してこっちを見られて恥ずかしかった。
「Aちゃん、これ何て読むの？」
「これ、どういう意味？？」
やっぱり難しい漢字や複雑なカタカナばかりが並ぶ教科書の文章は難しいみたい。
結局穴埋めは自分が終わらせたものを見せてあげて、プリントの漢字に読み仮名をふってあげた。
二人とも課題をやり終えて時計を見ると授業は残り25分。
今ならみんな来ないし、いろいろお話してみたいな。
「…まだ時間いっぱいあるね。」
「そうだねw あ、そうだ。Aちゃんは何で韓国語を勉強したの？？」
「あー、実は私、東方神『え？！東方神起好きなの？！』起が好きなんだ。」
最後まで言い終わらないうちに被せられたw
「うん、好きだよw」
そう言ったら満面の笑みを浮かべて
「僕も好き〜♪」
って言ってくれたw
ミンソクくんっておとなしそうに見えたけど、こんな無邪気に喜んだりするんだね。
それに、自分に向けられたものではないけど”僕も好き ”という言葉と、無邪気な笑顔にドキッとした。
生まれ育った国は違うのに、共通の趣味というか、好きな歌手がいたことも嬉しい！
本当、東方神起様様ですm(_ _)m
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作者名：ぱおみん。 | 作成日時：2015年1月5日 13時
