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そうしたら、Aに告白された。

『だからフったの?』

分からない、そう言った風に小首を傾げるAにそっと首を縦に振る。

「うん。でもあれはね、僕から告白したかったから。その意味でのごめんだったんだ」

分かりづらくてごめんね。
すると、下を向いていたAの肩がふるふると震え出す。
また泣かせてしまった。後悔がじんわりと滲み出す。

『ギラさっきから謝ってばっかりじゃん』
「え?」

思わず素っ頓狂な声をあげてしまう。今、自分に向けられた表情は想像していたものと180度違う。僕の好きなAのキラキラと輝く笑顔だったことに驚いたからだ。

『なんか、この会話ジェラミーが聞いたら怒りそうだよね。なんで2人とも行間を読まないんだい、って』
「…A。僕のことを叱らないの?Aに酷いことしたのに」
『んー、別に酷いとは思ってないよ。それがギラが考えてたことなんでしょ?』

ていうか、私たち好き同士だったんだね。そういって元気に微笑むAを見て心にぽっと小さな炎が灯される。

「A…」
『なに?ギラ』
「僕の好きな人がAで良かったって、今。心の底から思ってる」
『へ!?なに急に!』

あと、僕と2人でいるのに他の男の人の名前出さないでよ、僕がそう言うと、Aが顔を真っ赤にして恥ずかしがる。
その姿にふつふつとらいたずら心が湧いてきた。
赤く少し潤んだAの唇に狙いを定める。そっと顔を近づけると、優しい感触と共に微かに唇が触れる音がした。

「A、改めて言わせてください」

さらに赤みを増した頬が愛おしくて仕方ない。さっきは届くことのなかった手を今貴方の前に差し出して、どうか受け取って欲しいと心の中で強く祈る。

「こんな僕ですが、あなたとお付き合いさせてください」
『…はい、喜んで』

薔薇の花束もない、風に煽られボサボサになった髪で愛を誓った。
そして、Aをぎゅと強く抱きしめる、次は絶対にすれ違わない様に。

この愛がずっと続く様に。

*締め*→←噛み合った歯車の先に(ギラ)



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*桜もち。(プロフ) - さもえどさん» シチュエーションはお任せして大丈夫ならお任せしたいです!甘めだと嬉しいです! (11月10日 7時) (レス) id: 849756f787 (このIDを非表示/違反報告)
さもえど(プロフ) - *桜もち。さん» それと、オススメありがとうございます☺️ぜひ見させて頂きます! (11月9日 22時) (レス) id: c71a97a44f (このIDを非表示/違反報告)
さもえど(プロフ) - *桜もち。さん» *桜もち。様、リクエストお受けしました。私もグローディ様好きなので有難いリクエストです!短編を書くと言う形でリクエストにお答えするのですが、どの様なシチュが良い等のイメージがお有りでしたら、それも教えていただけたらと思います。 (11月9日 22時) (レス) id: c71a97a44f (このIDを非表示/違反報告)
*桜もち。(プロフ) - リクエスト失礼致します!もし宜しければグローディ様でお話を作って頂けると凄く嬉しいです!ご検討よろしくお願いします!あ、あと余談ですが個人的にはタイムレンジャーおすすめです✨ (11月8日 17時) (レス) @page10 id: 849756f787 (このIDを非表示/違反報告)
unnkochan(プロフ) - さもえどさん» 楽しみに待っております! (11月7日 23時) (レス) id: 3310dc048d (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:さもえど | 作成日時:2023年10月29日 2時

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