名探偵 ページ5
｢あー､やりたくないわー｣
そう言いながら拷問部屋へ脚を運ぶ心暖。
隣で其れを何回も聴き続けてる俺､中原中也。
結局先程の会議は予定よりも30分オーバー。
会議を時間オーバーさせた張本人は悪びれる
こと無く之からの仕事を嫌がっている。
俺だって嫌だ。
立原が本当は来る予定だったらしいが緊急の
任務が入り急遽､俺がすることに。
｢大体さ､拷問班は元々姐さんでしょ？｣
｢手前に拷問の才能があったんだろうよ。｣
適当に言うと｢やっぱり？｣と言ってくる。
相変わらず単純だ。
然し､確かに拷問には手掛けていた。
人体のどこが一番痛みを感じるのか､
何処をどのようにすれば歩けなくなるのか､
恐ろしい程に心暖は知っていた。
｢誰に教わったんだ？｣と以前聞いたところ
｢本で一回読んだ。｣
と平然とした顔で言われたのを覚えている。
...恐らく冗談だろう。
一人でずっと考えていると部屋についた。
扉を開けると部屋には数名の部下と
30代前半の男が椅子に縛られていた。
｢あー､やる気出ないなー｣
まだ言ってやがる。
｢...お前が拷問するのか？｣
椅子に縛られていた男が心暖に問う。
そりゃ､そうなるだろう。
心暖は話し方や見た目のせいで実年齢より
若く見られてしまう。
｢そうだけど､何で？｣
｢お前なら､耐えられそうだと思ってな。｣
挑発的にニヤニヤと笑いながら言う男。
｢...染田海斗。32歳､男性､昨年結婚。相手は
妊娠しており今現在は八ヶ月程。...20歳の
頃に誤って女性をはねた為､逮捕歴がある。
なお､この時此奴は取り調べで...｣
ペラペラと自分の情報を話されて口を
開いたままアッケラカンとする男。
分かるぞ､俺も初めは驚いた。
｢誰から聞いた？その情報を...｣
｢逮捕は12年前新聞で読んだ。｣
｢...嘘だろ......｣
男は驚きを隠せないようだ。
あえてもう一度言おう。
俺も初めは驚いた。
一人頷く俺を全く気にせず心暖は言った。
｢て､事であんたには人質が沢山ある。
早く話さないと捕まえて殺すからねー。｣
｢......っ｣
拷問部屋へ来て3分程で男は簡単に口を割って
しまったのだった。
流石はポートマフィアの名探偵。
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凛花 (ﾘﾝｶ)(プロフ) - きのさん» はい！頑張ります！！ (2018年3月17日 23時) (
レス) id: d93a89906c (このIDを非表示/違反報告)
きの(プロフ) - 有難うございます！嬉しいです！頑張って下さい！ (2018年3月17日 22時) (レス) id: e253f59a3b (このIDを非表示/違反報告)
凛花 (ﾘﾝｶ)(プロフ) - きのさん» 何時も読んでくれて有難うございます！！わかりました。中也さんで書くことにします。コメント有難うございます！！ (2018年3月12日 5時) (レス) id: d93a89906c (このIDを非表示/違反報告)
きの(プロフ) - 何時も読んでます！質問の答えなんですが、俺(女です。紛らわしくてすみません)は何方かと言うと中也さん派ですかね。此れからも更新頑張って下さい！いつでも待ってます！ (2018年3月11日 23時) (レス) id: e253f59a3b (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：凛花 (ﾘﾝｶ) | 作成日時：2018年3月6日 22時
