彼女の秘密３ ページ21
確かに彼女の考えに一理あった。
.....あ､そうだ。
皆に言わなければ約束を守ることになるよね。
｢...紅葉君。一部の人に言おう。｣
｢一部に？｣
｢うん､全員に言う必要は無いからね。｣
｢...そうじゃな。｣
｢じゃあ､誰に言おうか？｣
私がニコリと笑って問うた質問にエリスちゃん
が勢い良く答えた。
｢ちゅーやと梶井､立原！あと芥川！｣
｢何故だい？｣
｢心暖と仲が良いから！｣
｢確かに仲の良い人物に言った方が良いのう。｣
袖で口元を抑えながら紅葉君が言った。
｢確かに其の方がいいね｣
｢じゃあ決まりね！リンタロウ！早速此処に
皆を集めて話しましょ！｣
｢芥川君は任務中だから無理だよ｣
｢えー､しょうが無いわね。じゃあ他の人達
だけでやりましょう！｣
｢うん､そうしよう。｣
あぁ､エリスちゃん可愛い。←
｢心暖も呼びましょう！｣
｢うんうん。
う〜ん...丁度全員に話終わった後くらいに
呼ぶことにしよう。
『君の病を中原君､立原君､梶井君の3人にカミン
グアウトする。6時半に首領室へ来なさい。』
内容はこんな感じ。
送るのを確認すると嬉しそうなエリスちゃん。
私はエリスちゃんの楽しげな顔に癒されながら
先程の部下達に(芥川君以外)此処へ今すぐ
集まるように命じた。
____________________________________________
７分後には3人とも集まってくれた。
｢首領､話とは何でしょうか？｣
普段呼ばれないメンバーで呼ばれたことに
疑問を持ったのか中原君が尋ねてくる。
｢心暖君のことだよ｣
私が微笑みながらそう言うと中原君と立原君の
表情が曇った。
成程､この二人と彼女はもめたのか。
｢...お言葉ですが首領､心暖のせいですよ｣
｢心暖君のせい？どういう事かな？｣
中原君に尋ねると躊躇しながらも答えた。
｢...心暖が此奴の......立原の気持ちを
考えずに言葉を発したんです。｣
立原君の表情が暗くなる。
そう言えば最近､一番信頼していたとされる部下
に裏切られたと聞いた。
あぁ､成程ね。
｢中也や､実は...｣
｢君達にはちょっとした話を聞いてもらうよ｣
紅葉君の言葉を遮り私が言った。
｢話...ですか？｣
梶井君が頭の上にはてなマークを浮かべる。
｢うん､ある女性の話だよ。｣
この言葉で誰の話をするのか分かった3人は
黙って私の言葉に頷いた。
私は幼い子に本を読み聞かせるような気持ちで
話し始める。
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凛花 (ﾘﾝｶ)(プロフ) - きのさん» はい！頑張ります！！ (2018年3月17日 23時) (
レス) id: d93a89906c (このIDを非表示/違反報告)
きの(プロフ) - 有難うございます！嬉しいです！頑張って下さい！ (2018年3月17日 22時) (レス) id: e253f59a3b (このIDを非表示/違反報告)
凛花 (ﾘﾝｶ)(プロフ) - きのさん» 何時も読んでくれて有難うございます！！わかりました。中也さんで書くことにします。コメント有難うございます！！ (2018年3月12日 5時) (レス) id: d93a89906c (このIDを非表示/違反報告)
きの(プロフ) - 何時も読んでます！質問の答えなんですが、俺(女です。紛らわしくてすみません)は何方かと言うと中也さん派ですかね。此れからも更新頑張って下さい！いつでも待ってます！ (2018年3月11日 23時) (レス) id: e253f59a3b (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：凛花 (ﾘﾝｶ) | 作成日時：2018年3月6日 22時
