共同任務【前編】 ページ17
｢で､任務の流れは？｣
｢何でお前いんだよ！？｣
俺､立原道造は酷く驚いた。
任務に向かう為､部下が運転する車に乗って
寛いでいたら急に後部座席の方から心暖が
身を乗り出して話しかけてきたのだ。
｢聞かされてないか？首領の命令で参戦する
ことになったんだけど。｣
｢そ､そうだったのか。｣
ボス､言い忘れてますよ(泣)
言ってくれれば今日､俺休んだのに...←
心暖の異能は大変便利だった。
然し､問題は彼女自身が不便なこと。
機械音痴で予想外の事があるとよくパニックに
なる。オマケに敬語が話せず､言い方もキツい。
だから取り引き等の他人と言葉を交わすことに
向いていないのだ。
なのに何故ボスは行かせたのか...
どうせ奇襲するところだからか？
でも､うっかり此奴が喋ってしまう可能性も有る
...此奴をちゃんと見張っとかないとなぁ...。
｢聞いてるー？｣
｢聞いてない。何だ？｣
｢聞いといてよ。絆創膏。｣
｢だから､俺は絆創膏じゃねえ！｣
｢任務の流れは？｣
俺の言葉は無視かよ！！
糞っ！っと思いつつ説明をしてあげる。
｢...このリストと向こうが用意する金を交換。
で､このリストは白紙だから其れに向こうが
気づいた瞬間に奇襲。｣
｢じゃ､妾は影でその手助けを...｣
｢お前は何するか分かん無ぇから俺の隣居ろ。｣
｢え､何それ？告白？｣
｢............違ぇよ！？？？｣
確かにあの言い方は誤解を受けるけども！
そういう意味じゃ無い！！
｢悪いけど立原は嫌だなー｣
｢だから告って無ぇって！！！｣
あーだから此奴とは任務したく無いんだよ。
散々からかわれて馬鹿にされて
部下にもだせぇ所見られてしまうからよぉ...
...俺は思った。
ボスが俺に知らせなかったのは､俺が知ったら
嫌がって当日に休むと考えたからだと。
.........くそう。(泣)
_____________________________________________
立原の部下が運転する車が着いた頃には
取り引き先の組織が待っていた。
此方の方は車から見る限りは20人程しか
居ないのに対し､あちらの人数は50人程。
取り引きだけにしては多いな。
ま､いいや。
異能者は誰かなー？
そう思いながら探していると
｢おい､余計な事すんなよ｣
と立原が言ってきた。
｢余計な事しないから大丈夫！｣
｢大丈夫な気がしねぇよ。｣
｢早く行けー｣
妾がそう言うとため息をしながら車から
出て行ったのだった。
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凛花 (ﾘﾝｶ)(プロフ) - きのさん» はい！頑張ります！！ (2018年3月17日 23時) (
レス) id: d93a89906c (このIDを非表示/違反報告)
きの(プロフ) - 有難うございます！嬉しいです！頑張って下さい！ (2018年3月17日 22時) (レス) id: e253f59a3b (このIDを非表示/違反報告)
凛花 (ﾘﾝｶ)(プロフ) - きのさん» 何時も読んでくれて有難うございます！！わかりました。中也さんで書くことにします。コメント有難うございます！！ (2018年3月12日 5時) (レス) id: d93a89906c (このIDを非表示/違反報告)
きの(プロフ) - 何時も読んでます！質問の答えなんですが、俺(女です。紛らわしくてすみません)は何方かと言うと中也さん派ですかね。此れからも更新頑張って下さい！いつでも待ってます！ (2018年3月11日 23時) (レス) id: e253f59a3b (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：凛花 (ﾘﾝｶ) | 作成日時：2018年3月6日 22時
