like a Flower (ページ12)

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慎太郎先輩に俺らと遊ぼ、って言われた翌日。

早速わたしは慎太郎先輩のお家にいる。

メンバーはやっぱり、あの６人とわたし。

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ジ「ねーえー、終わんないー！」

慎「それな？！なにこれ！無理すぎ！」

大「俺らもだよ、ちょっと黙って頑張って」

樹「ね、Aちゃんここわかったりしない？」

優「バカ樹、２個下に聞いてんじゃねーよ笑」

『え〜、わかんないです。』

北「Aちゃん？無視していーの。」

課題持って集合！って慎太郎先輩からのLINEで

集合をかけられてのこのこやってきたのはいいけど、

この６人が真面目に課題やってるのってなんかちょっと笑える

学園のアイドルみたいな人たちも

あー、ちゃんと学生なんだな、って感じて。

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わたしもわたしで、なんだかんだ６人といるのは苦じゃない

…まあ、ウチの生徒に見られたら終わるけど。

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『…田中先輩、ここ、７じゃなくて４ですよ』

樹「え？Aちゃんもしかして３年の範囲までわかんの？」

『それ、１年で習うやつだと思うんですけど…』

チラッと見えた田中先輩の数学の課題、

先輩はわたしでもわかる問題でつまずいてて少しびっくり

こら！先輩をばかにするなあ！ってふざけた言い方した田中先輩は、

そのままわたしの頬をつんつん、って２回つついた

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樹「てかさぁ、田中先輩やめて？樹くんがいい〜」

慎「あ！ほら言ったじゃんAちゃん、
俺も先輩なんてつけなくていいって言ってたのに」

夏休み前、そういえば慎太郎先輩にそう言われた気がするけど…

『え〜、だって先輩ですもん…』

ジ「だぁいじょうぶだよ、俺ら気にしない！」

…わたしが気にするの。

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ほら、リピートアフターミー！って発音のいい英語で言ってから、

それぞれの下の名前をわたしに言わせようとするジェシー先輩。

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