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＜佐久間side＞
親友「昨日………見ちゃったでしょ……気にしなくていいから……笑」
気づかれていたんだ、俺がこいつを置いて情けなく逃げる所を、こいつは知っていたんだ
悔しさというか、恥ずかしさというか、怒りがなぜか無性に湧いてきた
今考えればそれは親友のことを置いて見て見ぬふりして逃げた自分自身に対しての怒りだった
でも未熟な俺はそんな怒りをこいつに向けたんだ……ほんとに最低だよな……
佐久間「……………ｯうるさいなｯ！！……お前がどうなったって俺の知ったことじゃないんだよ！！」
親友「………佐久間くん？？」
佐久間「…ｯお前とは友達でもなんでもないんだよ！！話しかけんな！！」
親友 「ごっ、、ごめん、佐久間くん……」
言ってしまった……
そんなこと思っていないのに……
本当は俺が助けてやらないといけないのに………
「えっ、なになに〜wwwすごい怒鳴り声聞こえると思ったら佐久間じゃんwwwww」
最悪だ…………
なんでどんどん悪い方にいくんだよ…………………
「だってさwwww陰キャくんwwwww本当にひとりぼっちだねぇwwwwwww」
「ほらっ！一緒にいつもんとこいこーぜwwwwwwwww」
「今日は佐久間も来いよ〜wwwwwwww」
「賛成〜wwwさくまぁ、お前も来るよなぁ？」
佐久間「……ｯうっうん………」
「おらっ！」ﾄﾞｶｯ
「おーいwwwまだ一発目じゃんwww早く立てよwww」ﾄﾞｶｯﾄﾞｶｯ
目の前で親友が殴られている……
なんで助けないんだよ………
「あーどうせなら佐久間も一発殴りなよwwwwwwww」
佐久間「………えっ」
「いやほら、こいつに毎日付き纏われて気持ち悪かっただろうしwwwwwwww」
「そうだよwwww一発いったれよwwwwwwwww」
「ほらwwwwwwww佐久間なにつっ立ってんだよwwwwやれってwwwww」
これ俺がやるまで終わらないやつだ………
なんでこうなったんだろう………
いつから間違えちゃったんだろ………
ごめん……ごめん…
ごめんね……
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作者名：imparare114 | 作成日時：2024年2月24日 17時
