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｢僕、このドラマの撮影楽しかったです。｣
リヨンさんが屋上の扉に向かおうと歩き始めたから慌てて言う。
別にどこでも言えるけど、この静かな場所で伝えたかった。
｢僕に強く演技を教えてくれたのはソジュニヒョン……以来です。｣
ry｢ソジュンさん。｣
｢はい。｣
リヨンさんが穏やかな目をして微笑む。
ry｢お互いがんばろう。あんた、魅力が誰よりもあるよ。それが武器だよ。｣
魅力……
ry｢本気になったら誰でも盲目に出来そうなくらい、怖い魅力がある。｣
そんな、大きな力があるように見えるの？
ry｢何か悩みがあるなら相談してよ。一応私、ヌナだし。｣
｢……リヨンヌナ。｣
ry｢ん。｣
｢ありがとうございます。｣
頼もしすぎるヌナが増えた。
僕の魅力……自分では分からない。
ry｢好きな人とかいるの。｣
｢……わからないです。｣
ry｢ふーん。｣
頭の中に浮かぶのはあの七人だけど、心の奥でかき消したくなる。
嫌いじゃないのに、この気持ちはなんなんだろう。
ry｢初恋はいつ？｣
｢……初恋、｣
恋なんてしたことあっただろうか。
物心着く前から騒がしい日常を送っていたから意識していなかった。
誰かをすごく好きになったりしたことないかも。
ry｢もしかしていない？なら、初恋は叶わないっていうらしいし一旦私に恋してみるのはどう？｣
｢……え？｣
ry｢冗談。｣
それ、どういう気持ちで言ってるんだ。
ry｢困らせてごめん。柄にないことばっかだ。｣
眉を下げて言うから僕も同じような顔になる。
ry｢今の恋が初めてなら、大切にしなよ。｣
｢今の恋……｣
ry｢初めて会った時から、何となく思ってた。気になる人とかいるんじゃないかって。｣
……鋭すぎないか。
初めて会った頃は……あれだ、彼らをストーカー扱いしてた時かな。
別の意味で気になってたけど、あれからどんどん気になって。
今は、何をしていても頭の中に浮かんでくるんだ。
ry｢どんな相手でもあんたなら大丈夫。魅力いっぱいだから。｣
｢……どうして言いきれるんですか。｣
ry｢あれ、不安なの？｣
悪戯に微笑むリヨンさん。
不安じゃない。
彼らの愛が重すぎて深すぎることくらい分かってる。
不安なのは……僕だ。
ry｢そろそろ戻ろう。監督たちに冷やかされる。｣
｢はい。｣
怖いんだ。
彼らの愛情表現に応える自分が自分じゃないみたいだから。
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ロック - 続きが気になる。。。おもしろすぎる。。。これからどうなるのか。。。ホソギヒョンとの絡み待ってます！あっち系で💦😙 (2022年3月23日 0時) (
レス) @page24 id: 830fe7b032 (このIDを非表示/違反報告)
ちりつも(プロフ) - 酢?さん» ナムさんにしてみました！リクエストありがとうございます！ (2021年10月16日 0時) (レス) id: 4daf97e122 (このIDを非表示/違反報告)
nono(プロフ) - わぁー！リクエストに答えて頂きありがとうございます😭用意周到なテテに最後は甘い2人が見事に癖に刺さりました😇これからも更新応援していますね。 (2021年10月11日 0時) (レス) id: 35163f129d (このIDを非表示/違反報告)
ちりつも(プロフ) - nonoさん» ありがとうございます！request1でお話を書いてみました！ (2021年10月10日 15時) (レス) id: 4daf97e122 (このIDを非表示/違反報告)
ちりつも(プロフ) - mikittyさん» ありがとうございます！これからもよろしくお願いします！ (2021年10月10日 15時) (レス) id: 4daf97e122 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ちりつも | 作成日時：2021年10月5日 17時
