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･A
とある休日、ソクジンさんの部屋に半ば強引連行された。
JN｢ごめん、ちょっと出かけるからナムジュナのこと見てやってくれない？｣
｢……え？｣
リビングに入ると至って普通にワインを飲んでいるナムジュンさんがいた。
JN｢ここから一歩でも動いたら何か物を壊すからね。｣
｢え、｣
JN｢ね？お願い。｣
僕の返事を聞かないまま出ていってしまったソクジンさん。
あっけに取られながらももう一度ナムジュンさんを見てみる。
NM｢こんばんは、A。｣
穏やかな顔で僕に手を振っている。
こんな人が……一歩でも動くと物を壊す？
そんな風には見えない。
NM｢……Aも、なにかのむ？｣
ただ、テレビで見るよりリラックスした表情だ。
｢いや、僕は……｣
NM｢そんなこといわずに。ジュースあるかな……｣
机をぐ、と押して立ち上がろうとするのを軽く止める。
ほんとにいらないし動いちゃダメなんじゃ……
NM｢お、｣
ガシャン！！という音が響くのと同時に、ナムジュンさんがなんとも形容しがたい表情を浮かべる。
音の正体はワイングラスが割れた音で、ナムジュンさんは慌てるわけでもバツが悪そうにするわけでもなくただへらっと笑って割れた破片を掴もうとした。
｢あ！｣
NM｢ん、？｣
｢危ないので、僕がやります。｣
NM｢いや……俺が、｣
｢座っててください。｣
平気そうな顔をしていてもこの人はかなり酔っているようだ。
僕が座るように言うと大人しくソファに座り直した。
破片を集めてゴミ箱に捨て、ちょっと探したら掃除機があったから素早く小さな破片を吸う。
掃除機の音を止めるとすぐに、がさがさと忙しない音が聞こえてナムジュンさんの方を見ると零したワインを拭こうとしてた。
ティッシュをこれでもかというほど出して、ワインを染み込ませている。
NM｢すまない……俺にはこれしかできないんだ……｣
垂れ下がった耳としっぽが見える。
反省してしょんぼりしている大型犬ほど可愛いものはない。
なんだか悪いことした気分になったな。
NM｢Aも……俺は動かない方がいいと思うか？｣
｢……も？｣
NM｢みんなそういうんだ。じっとしていてって。｣
ぐっと力強くティッシュを握るからまた零れたワインが床に逆戻りしている。
ほんとうはあとで布巾で拭こうと思ってたけど、僕もティッシュを何枚かとって床を拭いた。
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ロック - 続きが気になる。。。おもしろすぎる。。。これからどうなるのか。。。ホソギヒョンとの絡み待ってます！あっち系で💦😙 (2022年3月23日 0時) (
レス) @page24 id: 830fe7b032 (このIDを非表示/違反報告)
ちりつも(プロフ) - 酢?さん» ナムさんにしてみました！リクエストありがとうございます！ (2021年10月16日 0時) (レス) id: 4daf97e122 (このIDを非表示/違反報告)
nono(プロフ) - わぁー！リクエストに答えて頂きありがとうございます😭用意周到なテテに最後は甘い2人が見事に癖に刺さりました😇これからも更新応援していますね。 (2021年10月11日 0時) (レス) id: 35163f129d (このIDを非表示/違反報告)
ちりつも(プロフ) - nonoさん» ありがとうございます！request1でお話を書いてみました！ (2021年10月10日 15時) (レス) id: 4daf97e122 (このIDを非表示/違反報告)
ちりつも(プロフ) - mikittyさん» ありがとうございます！これからもよろしくお願いします！ (2021年10月10日 15時) (レス) id: 4daf97e122 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ちりつも | 作成日時：2021年10月5日 17時
