7話 ページ9
繭良 「まさか本当に一緒に来てくれるなんて私嬉しいです」
(本当は来る気なんて更々無かったのに。でもま、繭良が楽しいなら良しとするか)
繭良 「Aさんどこか行きたいところとかありませんか?」
A「特には」
繭良 「じゃあ適当にぶらぶらしましょう!」
それからはあっという間だった。服を見に行ったり二人でアイスを食べたりと私にはよくわからなかったが繭良はとても楽しそうだった
繭良 「Aさんって兄弟いたりしないんですか?」
道を歩いていると繭良がいかなりそんな事を聞いてきた
A「いきなりどうした?」
繭良 「いや私一人っ子なのであまりそういうのわかんなくてAさんなら知ってるかなぁ〜って」
A「いわするが私にも、よくわからない」
繭良 「どんな感じですか?」
A「お前と同い年の妹が一人と……あとは、姉が二人」
繭良 「え、私てっきりAさんは一番上だと思ってたんですがお姉さん二人もいるんですね」
A「…まーな」
繭良 「いいなぁ私もお姉さん欲しいです」
私は繭良の一言に言葉をなくしてしまった
A「……お前が思ってるほど仲がいいわけじゃない」
繭良 「え、Aさん?」
(私何を言ってるんだか)
A「気にするなただの一人ごとだ、それよりそろそろ帰……え?」
繭良 「?どうしたんですか?」
(待ってここって確か)
私はきずいた瞬間全身がサァーっと冷めていくのをかんじた。
繭良 「わぁ〜大っきいですね〜どこの家なんでしょう?」
近くの門には大きな字でこう書かれていた"氷河家"っと
A「……うっ」
(間違いないまさか気づかずにこんなとこに来るなんて)
繭良 「氷河家ってことはここってAさんの実家なんですか?」
あまりのことに言葉を失っている私をよそに繭良はどんどん家の前に近ずいていく
(!まずいもし見つかったら)
A「繭良!早くここから離れるぞ!」
繭良 「えっ、Aさん!」
私は繭良の腕を掴みもと来た道を戻り始めた
繭良 「Aさんどうしちゃたんですか?」
A「…いいから」
(とりあえずここから離れなくては誰かがくるまえに)
私が繭良を連れ急いでいると
家来 「……A様?」
(あーもう、くそ!)
私達の後ろには私がよく知る男が一人、目をまん丸に開いて立っていた
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ライカ - すっごくおもしろかったです (2017年9月24日 0時) (レス) id: 7c63adecef (このIDを非表示/違反報告)
ライカ - はやく続きが読みたい!! (2017年9月14日 22時) (レス) id: 7c63adecef (このIDを非表示/違反報告)
殺戮の喰種(プロフ) - 有馬…アーメン… (2017年5月16日 0時) (レス) id: 2892820ac6 (このIDを非表示/違反報告)
ゆ~♪ - 私も小説を書いたけどムズイ(≧▽≦) (2017年5月2日 17時) (レス) id: bf538fd3e8 (このIDを非表示/違反報告)
パック - あと、繭良の師匠はすばるですよ! (2017年4月30日 11時) (レス) id: 46c6119abc (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:アラカ | 作成日時:2017年4月29日 17時