5話 ページ7
繭良 「私とお友達になってくれませんか?」
A「…お前は一体、何を言っているんだ?」
繭良 「何って、いや師匠がだめなら友達ならいいかなって」
(何を考えているだ?)
繭良 「だってAさん私の師匠になるのは嫌なんですよね」
A「………」
繭良 「でも私はAさんともっと仲良くなりたいですし、もうこうなったら歳は私の方が下だけど友達になるしかないなって」
A「…呆れた」
繭良 「え、そうですか?我ながらいい考えだなって思ったんですが」
(本気で言ってたのか)
繭良 「あ、でもAさんが嫌だって言っても私は絶対諦めません、こう見えて私結構しつこいんですから!」
(これは何を言っても一緒、か)
繭良はにこにことまんべんの笑みを浮かべていた
A「……もう、好きにしろ」
(私が繭良に関わらなければいいだけの話だ、何の問題もない)
繭良 「ありがとうございます!」
繭良は嬉しそうに笑った
(全く、なんてうたれ強いやつなんだ)
繭良 「あ、改めまして本土からきました!音海繭良16歳ですどうぞよろしくお願いします!」
A「…最後の歳は別にいらないだろう」
繭良 「まあまあ、いいじゃないですか!次Aさんのばんですよ」
A「…氷河A……歳は19だ」
私が言い終わると繭良はまた嬉しそうそうに笑った
繭良 「えへへありがとうございます!Aさんやっぱり優しいんですね!」
A「…はいはい」
繭良 「もう、ってえ!もうこんな時間!すいませんみんなに迷惑掛かるといけないんで私もう帰りますね!」
繭良はそう言ってもと来た道を戻り始めた
(…忙しいやつだな)
私は手なんて振っていないのに繭良は何度も振り返って私に手を振ってくれた
A「変なやつだ」
繭良の姿が見えなくなったところで私は一つため息をついた
A「…私の周りは物好きなやつばっかりだな」
そう言いながら私も鸕宮家に向かって歩き出した
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ライカ - すっごくおもしろかったです (2017年9月24日 0時) (レス) id: 7c63adecef (このIDを非表示/違反報告)
ライカ - はやく続きが読みたい!! (2017年9月14日 22時) (レス) id: 7c63adecef (このIDを非表示/違反報告)
殺戮の喰種(プロフ) - 有馬…アーメン… (2017年5月16日 0時) (レス) id: 2892820ac6 (このIDを非表示/違反報告)
ゆ~♪ - 私も小説を書いたけどムズイ(≧▽≦) (2017年5月2日 17時) (レス) id: bf538fd3e8 (このIDを非表示/違反報告)
パック - あと、繭良の師匠はすばるですよ! (2017年4月30日 11時) (レス) id: 46c6119abc (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:アラカ | 作成日時:2017年4月29日 17時