4話 ページ6
有馬 「いや〜まいったなぁ〜まさかここまで嫌がるなんて」
士門 「いかがなさいますか」
有馬 「う〜ん」
繭良 「あ、あの私に行かせてください!」
皆 「!?!」
ろくろ「おい、繭良!」
有馬 「君が行くのかい?」
繭良 「はい!」
有馬 「でもまたさっきみたいに追い返されるかもしれないよ」
ろくろ「そうだぞ繭良」
紅緒 「私も、そう、思う」
繭良 「だからって放って置けないよ!」
皆 「う〜ん」
有馬 「よし!分かったこの件は君に任せるよ」
皆 「!?!」
すばる「よろしいんですか有馬様?」
有馬 「うん、ここまで言われちゃ〜ね」
繭良 「ありがとうございます!」
……………………………………………………………
まさかそんなことになっているとは考えもせず私は一人で浜辺を歩いていた
A 「……」
繭良 「あ、あの、Aさん!」
私を呼ぶ声が聞こえたので後ろを振り返ってみると息を切らしながら近ずいて来る繭良の姿があった
繭良 「わ、私、Aさんに、言いたい事が」
よほど急いで来たのだろう肩で息をしながら苦しそうにしている
A「……何しに来た?」
繭良 「Aさんと話してみたいなぁ〜なんて」
(そんな事の為にわざわざ追いかけて来たのか)
私は内心呆れつつも繭良の次の言葉をじっと待っていた
繭良 「私はまだ陰陽師になったばっかりで穢れを全部祓うとかそんなだいそれた覚悟はないけど、でも私は強くなりたい」
A 「……」
繭良 「私が頑張ることで他の人が傷つかなくなるなら、他の人が少しでも戦わなくていいなら、出来る限りのことはやりたいんです!」
繭良は一度も私から目を晒すことなく、まっすぐな眼差しで続ける
繭良 「だからお願いします!私強くなれるんならなんでもやりますから!」
A 「…なんでも、ね」
繭良 「⁇」
A 「どれだけの覚悟で言ったのか知らないがその言葉はあまり言わない方がいい…」
繭良 「え、えっと?」
A 「悪いが何度こようともお前の師になってやるつもりはない」
繭良 「……そうですか」
(悪いがこれ以上周りを傷付けるわけにはいかない)
A「私のことは恨んでくれてかまわな"繭良 「じゃあ私とお友達になってください!」……はぁ?」
(いきなり何を言い出すんだこいつは?)
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ライカ - すっごくおもしろかったです (2017年9月24日 0時) (レス) id: 7c63adecef (このIDを非表示/違反報告)
ライカ - はやく続きが読みたい!! (2017年9月14日 22時) (レス) id: 7c63adecef (このIDを非表示/違反報告)
殺戮の喰種(プロフ) - 有馬…アーメン… (2017年5月16日 0時) (レス) id: 2892820ac6 (このIDを非表示/違反報告)
ゆ~♪ - 私も小説を書いたけどムズイ(≧▽≦) (2017年5月2日 17時) (レス) id: bf538fd3e8 (このIDを非表示/違反報告)
パック - あと、繭良の師匠はすばるですよ! (2017年4月30日 11時) (レス) id: 46c6119abc (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:アラカ | 作成日時:2017年4月29日 17時