31話 ページ34
A「あーもう一体何を考えてるんだあいつは」
(それで赤くなる私も私だが)
A「はぁ」
士門 「ん?どうしたんだため息なんかついて」
A「おう、士門かお前こそどうしたんだ?」
士門 「俺は良いといったんだが有馬様がどうしても休暇を取れとおっしゃられたからな」
A「お前も苦労してるんだな」
士門 「天馬の相手をしているお前ほどしゃないさ」
A「はぁ天馬ね、ほんとだな」
(さっきだっていきなりあんなことしてきたし)
A「あ、そうだお前どうなんだ最近?」
士門 「どうとは?」
A「繭良のことに決まってだろ」
士門 「//お、お前には関係ないだろ」
A「はは、相変わらずだなお前も」
士門 「……」
A「ん?どうした?」
士門 「いや、お前が笑ったとこ初めてみたからな」
A「あー、そういえばそうだな」
(私も少しはマシになっているのかな)
A「悔しいがこれも天馬のおかげかな」
天馬 「そうだぞ!」
(あれ、今の声って)
天馬 「よー随分楽しそうだったなんん?」
(見つかったか!…それにしても)
A「…なぁなんか怒ってないか?天馬」
(心なしか目が笑っていないんだが)
A「私が逃げたのはお前があんなことしたからだぞ!怒られる筋合いはないからな!」
天馬 「……はぁそうじゃねぇよ」
A「ん?じゃあなんなんだ?」
天馬 「……おい、トリ丸こいつもらうぞ」
士門 「?ああ、構わないが」
天馬は私の腕を掴み早足で歩き始めた
A「っおい!どこに行くつもりだ?」
天馬 「……」
人通りの少ない通りに出るといきなり壁に両腕をおさえつけられた
A「っ」
至近距離に天馬の顔があり、心臓が勢いよくなり始めた
A「おい!なんのつもりだ、離せ!」
力を入れてみるものの頭の上で抑えられている腕はビクともしない
(天馬は片手しか使ってないのに)
天馬 「……」
天馬の指が私の顎にかかり無理やり上をむかされる
天馬 「…わかんねぇんだろ?俺が怒ってる理由」
A「っ//」
(ち、近い)
顎を抑えられているため横を向くことすら出来ない
天馬 「Aこっちみろ」
滅多に呼ばれない名前を呼ばれ驚いて天馬の目をみると、その刹那二つの影が重なった
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ライカ - すっごくおもしろかったです (2017年9月24日 0時) (レス) id: 7c63adecef (このIDを非表示/違反報告)
ライカ - はやく続きが読みたい!! (2017年9月14日 22時) (レス) id: 7c63adecef (このIDを非表示/違反報告)
殺戮の喰種(プロフ) - 有馬…アーメン… (2017年5月16日 0時) (レス) id: 2892820ac6 (このIDを非表示/違反報告)
ゆ~♪ - 私も小説を書いたけどムズイ(≧▽≦) (2017年5月2日 17時) (レス) id: bf538fd3e8 (このIDを非表示/違反報告)
パック - あと、繭良の師匠はすばるですよ! (2017年4月30日 11時) (レス) id: 46c6119abc (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:アラカ | 作成日時:2017年4月29日 17時