28話 ページ31
ここは天馬目線です
すばる「……」
みく 「…まさかこれほどまでとは」
有馬 「…Aちゃん」
終わると同時にここにいる皆の顔が沈んでいた
(俺はわかってやってるつもりだだたんだがな)
天馬 「…んん?なんだこれ?」
いつの間にか俺の目の前には白い紙が置かれており、そこにはこう書かれていた
『今までありがとう!さようなら、約束守れなくてごめんなさい A』
天馬 「!!」
繭良 「…ねぇAさんは?」
有馬 「え、いつの間に」
天馬 「……まさか、あいつ!」
俺は急いで部屋を飛び出して行った
ろくろ「おい、俺たちもいくぞ!」
紅緒 「ええ!」
みく 「……待て!」
ろ/紅 「!!」
ろくろ「なんで止めるんだよ」
すばる「ここは天馬はんに任せるんや!」
紅緒 「すばる様まで」
すばる「大丈夫や、天馬はんならきっとな」
みく 「ああ、だから信じてまってろ!」
みくの一言でろくろ達も動きを止めた
繭良 「……Aさん」
……………………………………………………………
ここから戻ります
A「……」
(きっとみんな怒ってるだろうな、天馬は特に)
私は人目につかない突き出た岩場にきていた
A「…冷たいな」
土砂降りの雨の中全身雨に濡れながらそう呟いた
A「…やっと、楽になれる」
そう思った瞬間今までの思い出が私の頭の中を駆け抜ける
(走馬灯というやつか、それにしても)
A「楽しい思い出はお前ばっかりだな…天馬」
二人で出掛けたこと、喧嘩して言い合いしたこと、喧嘩したのはあまり良い思い出ではないはずなのに涙が止まらない
A「…もう、会えないのか」
私は崖のギリギリに立つ
A「ああ、でももう少しみんなと、お前と一緒に…いたかったな」
私の体は支えを失い海に向かって落ちていく
A「さようなら」
私は目をつぶる
天馬 「……ふざけんな!」
目を開けると目の前には険しい顔をした天馬の顔があった
A「……え?なん…で」
天馬は陸地におりると私をおろし、正面から強い力で抱きしめる
A「なんで」
(どうして死なせてくれないんだ)
なおも天馬は喋らない
A「なんで死なせてくれない?なんで…一人にしてくれないんだ?」
(どうして)
A「私はみんなに知られてまで…いきたいなっん!!」
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ライカ - すっごくおもしろかったです (2017年9月24日 0時) (レス) id: 7c63adecef (このIDを非表示/違反報告)
ライカ - はやく続きが読みたい!! (2017年9月14日 22時) (レス) id: 7c63adecef (このIDを非表示/違反報告)
殺戮の喰種(プロフ) - 有馬…アーメン… (2017年5月16日 0時) (レス) id: 2892820ac6 (このIDを非表示/違反報告)
ゆ~♪ - 私も小説を書いたけどムズイ(≧▽≦) (2017年5月2日 17時) (レス) id: bf538fd3e8 (このIDを非表示/違反報告)
パック - あと、繭良の師匠はすばるですよ! (2017年4月30日 11時) (レス) id: 46c6119abc (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:アラカ | 作成日時:2017年4月29日 17時