検索窓
今日:26 hit、昨日:3 hit、合計:52,452 hit

28話 ページ31

ここは天馬目線です

すばる「……」

みく 「…まさかこれほどまでとは」

有馬 「…Aちゃん」
終わると同時にここにいる皆の顔が沈んでいた
(俺はわかってやってるつもりだだたんだがな)

天馬 「…んん?なんだこれ?」
いつの間にか俺の目の前には白い紙が置かれており、そこにはこう書かれていた

『今までありがとう!さようなら、約束守れなくてごめんなさい A』

天馬 「!!」

繭良 「…ねぇAさんは?」

有馬 「え、いつの間に」

天馬 「……まさか、あいつ!」
俺は急いで部屋を飛び出して行った

ろくろ「おい、俺たちもいくぞ!」

紅緒 「ええ!」

みく 「……待て!」

ろ/紅 「!!」

ろくろ「なんで止めるんだよ」

すばる「ここは天馬はんに任せるんや!」

紅緒 「すばる様まで」

すばる「大丈夫や、天馬はんならきっとな」

みく 「ああ、だから信じてまってろ!」
みくの一言でろくろ達も動きを止めた

繭良 「……Aさん」
……………………………………………………………

ここから戻ります
A「……」
(きっとみんな怒ってるだろうな、天馬は特に)
私は人目につかない突き出た岩場にきていた

A「…冷たいな」
土砂降りの雨の中全身雨に濡れながらそう呟いた

A「…やっと、楽になれる」
そう思った瞬間今までの思い出が私の頭の中を駆け抜ける
(走馬灯というやつか、それにしても)

A「楽しい思い出はお前ばっかりだな…天馬」
二人で出掛けたこと、喧嘩して言い合いしたこと、喧嘩したのはあまり良い思い出ではないはずなのに涙が止まらない

A「…もう、会えないのか」
私は崖のギリギリに立つ

A「ああ、でももう少しみんなと、お前と一緒に…いたかったな」
私の体は支えを失い海に向かって落ちていく

A「さようなら」
私は目をつぶる

天馬 「……ふざけんな!」
目を開けると目の前には険しい顔をした天馬の顔があった

A「……え?なん…で」
天馬は陸地におりると私をおろし、正面から強い力で抱きしめる

A「なんで」
(どうして死なせてくれないんだ)
なおも天馬は喋らない

A「なんで死なせてくれない?なんで…一人にしてくれないんだ?」
(どうして)

A「私はみんなに知られてまで…いきたいなっん!!」

29話→←作者から



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 9.2/10 (34 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
29人がお気に入り
設定タグ:双星の陰陽師 , 天馬   
作品ジャンル:アニメ
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

ライカ - すっごくおもしろかったです (2017年9月24日 0時) (レス) id: 7c63adecef (このIDを非表示/違反報告)
ライカ - はやく続きが読みたい!! (2017年9月14日 22時) (レス) id: 7c63adecef (このIDを非表示/違反報告)
殺戮の喰種(プロフ) - 有馬…アーメン… (2017年5月16日 0時) (レス) id: 2892820ac6 (このIDを非表示/違反報告)
ゆ~♪ - 私も小説を書いたけどムズイ(≧▽≦) (2017年5月2日 17時) (レス) id: bf538fd3e8 (このIDを非表示/違反報告)
パック - あと、繭良の師匠はすばるですよ! (2017年4月30日 11時) (レス) id: 46c6119abc (このIDを非表示/違反報告)

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:アラカ | 作成日時:2017年4月29日 17時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。