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23話 過去編 ページ25

健二 「私がやったのだよA」

A「……………お父…様……くっ」
言い終えると私は家来の一人に拘束された

健二 「A地下に入ってはならぬといったはずだ……仕方ない」

A「!一体なにを」

健二 「…殺すのだ、こいつを今ここで」

A「!や、やめてください」
必死に止めようとするが大人が相手だ、簡単に抑えられ身動きが取れなくなってしまう

A「!!お父様」
父は左手でゆりの髪を掴み右手には鋭い剣を握り締めている

A「ゆり!」

ゆり 「A様目をおつぶりください、私は大丈夫です!今までお世話になりました」
次の瞬間私の目の前が血で赤く染まる

A「………ゆ…り」

健二 「顔を上げろA」

A「……お父様」
私はその時初めて父に恐怖を覚えた

A「……どうして?どうしてゆりは死ななければならなかったのですか?」

健二 「お前が掟を破ったからだ!」

A「!!」

健二 「お前が掟を破り外に出たからゆりは牢に入れられた!お前が私の言いつけを破ったからゆりは死んだんだ!」

A「……私が……私のせいで」
(私が外に出たいと言わなければゆりは牢に入ることはなかった、私がお父様の言いつけを破ってここに来なければゆりは死ぬことはなかった)

A「私が……私が」
(私がゆりを……殺したんだ)

健二 「……Aもういいだろう?お前は私のいうとうりにしていればいいんだ」

A「………はい…お父様」

健二 「うん、いい子だ」
そう言って父は血に染まった手で私を撫でた。最初は暖かかったはずのその手はなぜか氷のように冷たく感じた
……………………………………………………………

それから私はより一層強さを求めた。父を裏切っては行けない、父に逆らっては行けない

A「はっ!」
(もっともっと強くならなきゃ、もう誰も死なないように)

A「お父様私はどんなことをしてでも強くなってみせます」
(もう誰も殺させない)

健二 「……Aその言葉に偽りはないな」

A「はい!もちろんです」

健二 「…そうか、実はな私の知り合いに短期間で強くなる方法を見つけたというものがおってな、お前をそこに預けることにした!よいな?」

A「はい!分かりました」

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設定タグ:双星の陰陽師 , 天馬   
作品ジャンル:アニメ
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ライカ - すっごくおもしろかったです (2017年9月24日 0時) (レス) id: 7c63adecef (このIDを非表示/違反報告)
ライカ - はやく続きが読みたい!! (2017年9月14日 22時) (レス) id: 7c63adecef (このIDを非表示/違反報告)
殺戮の喰種(プロフ) - 有馬…アーメン… (2017年5月16日 0時) (レス) id: 2892820ac6 (このIDを非表示/違反報告)
ゆ~♪ - 私も小説を書いたけどムズイ(≧▽≦) (2017年5月2日 17時) (レス) id: bf538fd3e8 (このIDを非表示/違反報告)
パック - あと、繭良の師匠はすばるですよ! (2017年4月30日 11時) (レス) id: 46c6119abc (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:アラカ | 作成日時:2017年4月29日 17時

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