22話 過去編 ページ24
A 「私を本家にですか?」
健二 「ああ、でも一つだけ条件がある」
A 「??」
健二 「これから私が言ったことは絶対に破っては行けない…出来るな」
A 「はい!」
嬉しかった。やっと私も氷河家の一員として認められたのだとそう思ったから
……………………………………………………………
数ヶ月後
A 「はっ!」
家来 「流石がA様健二様に認められて本家に迎え入れられただけはある」
家来 「ああ、俺たちもうかうかしていられないな」
A 「やっ!」
(もっと強くならなきゃ認めてくれたお父様のためにも)
その頃の私は強くなることで頭が一杯だった。他の姉妹達とも関わりが無かったため気にすることすらしなかった
A 「……地下へいってはならない?なぜだ?」
家来 「さぁ私どもには何も」
A 「……どういう意味なんだ?」
家来 「おそらく暗く汚いところですので旦那様が気を使われたのでしょう」
家来 「それに地下の牢には罪人が閉じ込められていると聞きますし」
A 「…罪人?」
家来 「はい、なんでも昔掟を破ったとかで今もときどき地下から叫び声がきこえるとか」
A 「……へぇー」
家来 「ですからA様地下には行かない方がよろしいかと旦那様にも念を押されていますので」
A 「…ああ、分かった」
(牢に閉じ込められるなんて一体なにをしたんだろう?少し気になるなゆりも全然帰ってこないし)
……………………………………………………………
A 「随分暗くて狭いところだな、本当にこんなところに人なんているのか」
?? 「…うっ!」
(ん?なんだ今の声は)
A 「おい、誰かいるのか?」
私は持っていたろうそくを使ってあたりを照らしてみた
A 「……………え?…ゆり?」
声の聞こえた方には泥と血で汚れたボロボロのゆりの姿があった
A 「おい、ゆり!しっかりしろ」
ゆり 「この声は…A…様?」
A 「一体何があった!どうしてお前がここにいる?」
ゆり 「!A様だめ、来てはダメです!早くここから離れていださい」
A 「そんなの出来るわけないだろ!」
(一体どういうことだ、ゆりは母親の病気で休んでいたんじゃ)
ゆり 「ダメですA様見つかる前に早く!私は大丈夫ですので」
A 「大丈夫なわけないだろ!一体だれがこんなことを?」
?? 「私だ」
(!今の声って)
健二 「私だよA」
29人がお気に入り
この作品を見ている人にオススメ
「オリジナル」関連の作品
感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
ライカ - すっごくおもしろかったです (2017年9月24日 0時) (レス) id: 7c63adecef (このIDを非表示/違反報告)
ライカ - はやく続きが読みたい!! (2017年9月14日 22時) (レス) id: 7c63adecef (このIDを非表示/違反報告)
殺戮の喰種(プロフ) - 有馬…アーメン… (2017年5月16日 0時) (レス) id: 2892820ac6 (このIDを非表示/違反報告)
ゆ~♪ - 私も小説を書いたけどムズイ(≧▽≦) (2017年5月2日 17時) (レス) id: bf538fd3e8 (このIDを非表示/違反報告)
パック - あと、繭良の師匠はすばるですよ! (2017年4月30日 11時) (レス) id: 46c6119abc (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:アラカ | 作成日時:2017年4月29日 17時