19話 過去編 ページ21
A 「よし!ゆり出来たぞ」
ゆり 「わぁA様は本当に器用なのですね」
A 「えへへ」
褒められたことが嬉しくおもあず笑みがこぼれる。私は正式な妻との子ではなかったため他の姉妹達のように立派な屋敷で住むことや外に出ることは許されなかった
A 「…ねぇゆり」
そんな中私にとって使用人であるゆりと遊ぶことだけが唯一の楽しみだった
ゆり 「はい?」
A 「どうして外に出てはいけないの?」
ゆり 「…申し訳ありませんA様、それが決まりですので」
A 「…そっかごめん困らせて」
ゆり 「……A様」
出られないとはわかっていても期待せずにはいられなかった
……………………………………………………………
そんなある日、
A 「え!外に出てもいいのか?」
ゆり 「はい、私が何とか旦那様に頼んでみますので」
A 「本当?」
私はゆりの言葉を信じて疑わなかった。まさかあんなことになるなんて
A 「じゃあいってくる」
ゆり 「あ、ちょっと待ってくださいこっちはお金と念のため霊符です!お持ちください」
A 「ありがとうゆり、お土産たくさん買ってくるからな」
ゆり 「はい、お待ちしております」
私は元気よく外に飛び出して行った
……………………………………………………………
A 「わぁ!」
初めて見る街の様子に胸がいっぱいになった
A 「?あれは何だろう」
近くにあった団子屋へ入ってみた
A 「美味しい!」
?? 「…お前随分うまそうに食うな、みたらし好きなのか?」
A 「……誰?」
天馬 「んん?俺か、俺は天馬苗字は別にいいだろ」
A 「…天馬?」
天馬 「そう!お前は?」
A 「私はA苗字は……別にいいだろ」
天馬 「ぷっははお前おもしれーな」
A 「そういうお前は変な奴だな」
天馬 「ああ、よく言われる」
A 「……へぇー」
天馬 「ところでお前さ、戦えたりすんのかんん?」
A 「……はぁ?」
(いきなり何言い出すんだ?)
天馬 「いや、みたとこどっかの名家のお嬢様ポイしな」
A 「…まぁ多少習ってはいるが」
天馬 「んじゃ決まりだな、ケガレ払いに行くぞ」
A 「なんで私がお前に付き合わなきゃいけないんだ?」
天馬 「……なんだ怖いのか?」
A 「(・Д・)はぁ?」
(何なんだ一体)
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ライカ - すっごくおもしろかったです (2017年9月24日 0時) (レス) id: 7c63adecef (このIDを非表示/違反報告)
ライカ - はやく続きが読みたい!! (2017年9月14日 22時) (レス) id: 7c63adecef (このIDを非表示/違反報告)
殺戮の喰種(プロフ) - 有馬…アーメン… (2017年5月16日 0時) (レス) id: 2892820ac6 (このIDを非表示/違反報告)
ゆ~♪ - 私も小説を書いたけどムズイ(≧▽≦) (2017年5月2日 17時) (レス) id: bf538fd3e8 (このIDを非表示/違反報告)
パック - あと、繭良の師匠はすばるですよ! (2017年4月30日 11時) (レス) id: 46c6119abc (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:アラカ | 作成日時:2017年4月29日 17時