17話 ページ19
みく 「十年ほど前ある名家の家の地下から何十体もの子供の死体が発見された。その中には次期名家の当主になるはずだったものも数名含まれていたらしい」
士門 「どうしてそんなことが」
すばる「それが発見される数年前この島で奇妙な噂が流行ったんや」
紅緒 「奇妙な噂?」
みく 「ああ、何でもある家が比較的短時間で爆発的に強くなる方法を開発したとかで」
有馬 「僕達も怪しいと思っていろいろ探したんだがどの家なのか特定することは出来なくてね」
すばる「少しするとその噂も無くなってしもうたから私らはデマやと思うて探すのを取りやめたんや」
みく 「だが発見される数日前数え切れないほどの家の代表達が陰陽連に押し寄せてきた、自分の子供が帰ってこないとな」
繭良 「!!」
有馬 「当然その家は取り潰しになったがおかしな事に実験を受けていた子供だけではなくその場で実験を行っていた大人もほとんどが殺されていたんだ」
皆 「……」
有馬 「僕達がその事件について知っているのは以上だよ」
天馬 「……おい、どうするつもりだ」
有馬 「こうなった以上Aちゃんに直接聞くしかないか」
皆 「……」
繭良 「ちょっと待ってください!もし本当にAさんがその事件の被害者ならそんな辛いことをみんなに話すとは思えません」
有馬 「それは僕が何とかするよ」
繭良 「でも!」
有馬 「悪いけどこれはもうAちゃんに限った話じゃないんだ」
繭良 「っ」
すばる「天馬はんはそれでええの?」
天馬 「……」
……………………………………………………………
ここから天馬目線です
俺は少し寄り道した後鸕宮へと戻った
A「おかえり、遅かったな天馬」
天馬 「……」
A「心配しなくてももう話は有馬様から聞いて…」
俺は無意識にAを抱きしめていた
A「天馬?」
天馬 「……悪い」
A「天馬が謝ることじゃないだろう」
Aは気を使っているのだろう慣れない作り笑いまで浮かべている
天馬 「!っお前」
Aの目が赤く腫れている
A「ああ、さっき目にゴミが入ってな取ろうとしたんだが」
(バレバレだっつうの、もうそろそろ言うべきか)
天馬 「……A俺はお前が"A「天馬」」
俺の言葉はAの声によって遮られた
A「私を連れ出してくれてありがとう」
Aは満遍の笑みでそう言うと俺の手をすり抜け部屋に戻っていった
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ライカ - すっごくおもしろかったです (2017年9月24日 0時) (レス) id: 7c63adecef (このIDを非表示/違反報告)
ライカ - はやく続きが読みたい!! (2017年9月14日 22時) (レス) id: 7c63adecef (このIDを非表示/違反報告)
殺戮の喰種(プロフ) - 有馬…アーメン… (2017年5月16日 0時) (レス) id: 2892820ac6 (このIDを非表示/違反報告)
ゆ~♪ - 私も小説を書いたけどムズイ(≧▽≦) (2017年5月2日 17時) (レス) id: bf538fd3e8 (このIDを非表示/違反報告)
パック - あと、繭良の師匠はすばるですよ! (2017年4月30日 11時) (レス) id: 46c6119abc (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:アラカ | 作成日時:2017年4月29日 17時