14話 ページ16
数日後、
繭良 「Aさんさぁ行きましょう!」
A「そうだな」
あれから私の体調はすっかり良くなり繭良とケガレ払いに行けるまで回復していた
繭良 「でも良かったです!Aさんが元気になって」
A「…悪いな迷惑かけて」
繭良 「もう何回めですか」
繭良は笑いながらそう言った
(そういえば天馬にも……)
……………………………………………………………
2、3日前
(天馬にまで気を使わせてしまうなんてお礼しに行くか)
A 「天馬、すまないな」
天馬 「別に俺は何もしてねぇよ」
A 「でも気を使ってくれたんだろ?」
天馬 「いいから早く行け」
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(全く素直じゃないな、まお互い様か)
繭良 「Aさん?」
A 「なんでも無い、ほら行くぞ」
まが野にて
繭良 「はぁっ!」
繭良が必死に周囲のケガレを払っている
(なるほど、流石は清弦さんの娘といったところか)
A 「それなら別に一人でも良かっただろう」
私はそう言いながら一瞬で周りのケガレを払った
繭良 「もう!冗談言わないでください」
A 「冗談を言ったつもりはないんだが」
ひと通りケガレを払い終えると繭良の元へ向かった
繭良 「流石ですAさん!」
A「お前もな」
二人で呑気に話をしていると繭良の後ろからケガレの気配を感じた。どうやら一匹払い損ねていたようだ
A 「…繭良悪い」
私は繭良を庇いケガレの攻撃を防ごうとしたが突然だったこともあり一発だけ防ぎ切れず左腕をかすった
繭良 「!Aさん」
私はケガレをすぐさま片付けるとすぐに服で傷を隠した
繭良 「Aさん大丈夫ですか?」
幸いにも繭良は私が怪我をしたことには気づいていないらしい
A 「大丈夫だ、それより早くここから出るぞ」
繭良 「あ、はい!」
私達は、揃ってまが野を後にした
繭良 「すいません、私気づかなくて」
A「大丈夫だ、悪いが用事を思い出したのでもう行くな」
繭良 「はい!ありがとうございました」
私は繭良に気づかれる前にそばを離れた
天馬 「よぉ今日は珍しく早かったな」
(チッこんな時に)
A「まーな、私はもう行くぞ」
天馬 「……」
必死に冷静を装いながら横を通りすぎようとすると
天馬 「…ところでお前その腕はどうしたんだんん?」
(なぜだ?)
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ライカ - すっごくおもしろかったです (2017年9月24日 0時) (レス) id: 7c63adecef (このIDを非表示/違反報告)
ライカ - はやく続きが読みたい!! (2017年9月14日 22時) (レス) id: 7c63adecef (このIDを非表示/違反報告)
殺戮の喰種(プロフ) - 有馬…アーメン… (2017年5月16日 0時) (レス) id: 2892820ac6 (このIDを非表示/違反報告)
ゆ~♪ - 私も小説を書いたけどムズイ(≧▽≦) (2017年5月2日 17時) (レス) id: bf538fd3e8 (このIDを非表示/違反報告)
パック - あと、繭良の師匠はすばるですよ! (2017年4月30日 11時) (レス) id: 46c6119abc (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:アラカ | 作成日時:2017年4月29日 17時