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第11話* ページ11

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夜の10時、Aがぐっすりと寝ている中、俺らは洞窟の奥の方へ行き会議をしていた。


「グルッペンお前昼どこ行っとってん」

「せやせや、心配したんやぞ」


シャオロンとシッマの怒ったような発言に、グルッペンらはいつもとは違うく、真剣な顔で話し出した。
それを見て俺らは何かを察し、とりあえず聞いてみることにする。


「今日、A……いや、A・リア・チェーンについてトン氏と調べて来たんやけど」


えっ!あいつ苗字……!
…そらそうか、あっこら辺に住んどって身なり的にも苗字くらいあるよな。


「あいつ本名A・リア・チェーンって言うん?」

「そうだ」

「なんで言わんかったんやあいつ」


なんか事情があったんとちゃうかシッマ。お前もそやろ


「それより大事な事がある。聞いてくれ」


グルッペンの一言でシッマも押し黙る。


「今日なんでAが神殿の奴らに追っかけられてたのかを調べてきたんや。そしたらリア・チェーン一族にまつわる話を聞いた」


その後もグルッペンは物々しく話始め、皆も釘付けになって聞いた。

グルッペンの話によると、Aは"ラプラスの悪魔”というものの可能性があるらしい。それで神官達に追っかけ回されてたとか。全く意味不明。


「ちょお待て、ラプラスの悪魔って何や」

「俺も今日知ったんやけど、ラプラスの悪魔っていうのは、ある時点において作用している全ての力学的、物理的状態を完全に把握、解析する能力を持っていて、未来を含む宇宙の全運動までも確定的に知りえている存在のことだ」

「つまり?」

「つまり、この世の全てを知っている人の事、まぁ神と言った方が分かりやすいな」


ほんまに現実にそんな奴おるんか?

その事を聞いてみると、今まではそんな奴実在しないといわれていたが、居る可能性が出てきているらしい。


「詳細はもっと調べてみんと分からんが、神官の奴らがこうして動いてるんだ。試してみる価値はある」

「そのために集められたんか?」

「そうやで?」


は〜ほんま急過ぎるんよ…
シチューの中にゴマ入れて連絡されてもびっくりするわマジで。連絡の仕方が独特過ぎる…!


「ゾムシチュー見てめっちゃ困惑しとったしな」

「あれで連絡寄越されても困るわマジで」

「それな?俺もめっちゃ凝視しちゃったし」

「おもろいやろ?あれ」

「おもろいはおもろいけど、ちょっとなぁ〜…」


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シロクマ苺スムージー(プロフ) - ーーーさん» ありがとうございますっ!励みになります…! (3月25日 23時) (レス) id: 720823a63a (このIDを非表示/違反報告)
ーーー - おもろいです (3月7日 16時) (レス) @page18 id: fc78fe5922 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:シロクマ苺スムージー | 作成日時:2022年4月30日 17時

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