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ゾムside
『おい、ゾム〜っ』
授業終わり
キラキラしたAがやってくる
ゾム「なにぃ?」
なんか嬉しすぎて頬が緩みまくる
『ねぇシャー芯ちょーだい。私もきりやんも持ってなくて』
ことごとく全部無くなったし、と言う割にそれほど困っていないかのように見えた
ゾム「全然いいけど、今日はちゃんと受けるんやな。授業」
シャー芯をケースごと渡すと、細い指で受け取られる
始業式からサボってたのになぁ、でもあの時結構楽しかったなぁ、と思い返す
ついでに自分がAを押し倒した事も過ぎってきたため、思考を停止する
『...一緒にサボります?』
シャーペンに芯を入れる手を止めて、ニヤっと笑いながら言う
図星付かれて驚いたものの、まぁAと一緒にサボりたい願望は無くならない訳で
ゾム「Aが言うならしゃーないなぁっ」
ちょっと、いや、普通に嬉しい
『ふふっwなにそれっ。え、誰か呼ぶ?他にも』
ゾム「めんどくさいし、いんじゃね?」
なんか他の人をやけに呼びたくない気がして
『まぁ、それはそうなんだよね。じゃあいこいこ』
芯を詰め替えたシャーペンを俺の机に置く
そうやって微笑むAを見てやっと気づいた
あれ、俺、Aのこと好きなんじゃね、?
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作者名:寝おル x他1人 | 作者ホームページ:http://uranai.nosv.org/u.php/hp/white07121/
作成日時:2023年11月6日 10時