37-お互いの思い- ページ46
ーーー
「あーあ。ライダー行っちゃったね。」
座り込んでいる私にアロハくんがそう声を掛ける。
私は嫌われたんじゃないかというショックと渡せなかったプレゼントを眺め、余計に悲しくなってしまった。
「あのさ。オレと……。」
そう言い口籠るアロハくんに私は「その……ごめんなさい。また今度誘って下さい。」とそう言うと、タイミング良く来た電車に乗って家に帰った。
家に着いてもずっとライダーくんの事が頭の中から離れず、何をする気にもなれなかった。
「はぁ。」と本日何度目か分からない溜め息をつくと私はベッドに倒れ込んだ。
ーーー
オレは今イカパッドとにらめっこをしている。
どうやって謝って良いのか分からない。
(あんな態度とったし嫌われちまったかもな。)
着信という項目をタップすれば済む話なのにオレの指は思う様に動か無かった。
「クソ！そのくらい出来なくてどうする！」とそう1人きりの部屋で叫んでみるが何も変わらなかった。
時間が経てば経つほどAとの曖昧な関係は崩れてしまう。それだけは嫌だ。
その一心でイカパッドの上を彷徨っていた指は着信の欄を押した。
プルルルルッという音と共に直ぐに電話が繋がった。
「あー。もしもし？」
心なしかドキドキとモヤモヤが入り交じった複雑な感情を抑えつつ平常心を装って言葉を発した。
電話越しでも分かる位泣きそうな声をしたAがオレにもしもし？ライダーくんだよね？とそう返した。
「ああ、その……すまなかった。」
段々小声になりながらもオレは自分の気持ちを伝えた。するとAはあのね。と言い、暫く口籠った。
「私ライダーくんから嫌われたんじゃないかなってね、そう思って何もする気が起きなくて。だから何って話なんだけど……。」
そう少し焦りながら言うAにオレは不覚にもドキッとしてしまった。
「別に嫌いじゃねぇよ。」とそう言うとAの声は一段階程明るくなり、「え？本当？」と嬉しそうにそう言うAに対してオレは「ああ。」と返す。
Aはアハハと笑い「嫌われてなくて良かったよ！私ライダーくんの事″好き″だから！」とそう言った後に「ご、ごめん！私変なこと言ったよね！！！」と言い慌てて電話を切った。
自然とテンションが上がる自分に落ち着けと言い聞かせると、「″好き″ってあの好きだよな。…流石に自意識過剰じゃねぇよな？」と呟き、分かりやすく赤くなった自分の顔を触ってみた。
「……あちぃ。」
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ぽえまーおでん。 - LUSIRA@花宮さん» 優しすぎて好き。。。落ち込んじゃったりするのもすごく分かるよ、全然落ち着かないし辛いよね。。。(´；ω；`)わーわー！！すぐ帰るからまたゆっくりお話ししようね！花宮ちゃんも頑張って〜！(*'ω'*) (2020年12月21日 23時) (
レス) id: 1721229d1b (このIDを非表示/違反報告)
LUSIRA@花宮(プロフ) - ぽえまーおでん。さん» いえいえ〜！私も今凄い病み期だから……。了解！！２月……私の誕生月だ……(誰得)まぁ取り敢えず滅茶苦茶楽しみに待ってます！受験、頑張ろうね！！(*´▽｀*) (2020年12月21日 18時) (レス) id: 95c16b8e58 (このIDを非表示/違反報告)
ぽえまーおでん。 - LUSIRA@花宮さん» わ！わ…！クソみたいな独り言のつもりだったのに返信もらえるとか、まさかすぎて嬉しい！元気そうでよかった！(；ω；)パスとかはとりあえず今は大丈夫だけどありがと！！もう少しで色々片付くから上手くいけば2月には戻れそう！戻りたいから楽しみにしてるね（；；） (2020年12月21日 15時) (レス) id: 1721229d1b (このIDを非表示/違反報告)
LUSIRA@花宮(プロフ) - ぽえまーおでん。さん» お久し振りです……(小声)おでんちゃんの小説は私の更新する小説よりも読者様がきっと楽しみにしてるし、戻って来てくれたら私自身も嬉しいでしゅ……(((パスワードは荒らされない様に変更しちゃったからもし続編行きたいとかあったら変更後のパスワード教えます……。 (2020年12月20日 11時) (レス) id: 95c16b8e58 (このIDを非表示/違反報告)
ぽえまーおでん。 - 久しぶりに戻って来ちゃったけどやっぱり大好きだな。未練タラタラだしまた小説が書きたいよ。 (2020年12月19日 4時) (レス) id: 1721229d1b (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：花宮 かりん | 作成日時：2020年5月7日 15時
