22-かわいい- ページ30
｢ねぇねぇ見てみてっ！フレリク来てたっ！｣
オレがフレリク…？と聞き返すとAは『さっきのS＋昇格戦のガチマッチで同じチームだった子たちなの！』と食い気味で話し始めた。
｢えぇ…嬉しいなあ｣
｢ふーん…まぁ良かったな｣
見てみて、と対戦履歴を見せてくるAのイカパッドを覗き込み何気なく持ちブキを確認すると、遠距離系しかいないめちゃくちゃな編成に驚き思わず声が出た。
｢遠距離ばっかりじゃねえかよ。よく勝てたな｣
｢でしょ？でもみんな強かったし何とかなったよ！｣
誇らしげに話しだすAを横目にケーキをフォークで１口大にカットして口の中に押し込むとチョコレートの甘さが口に広がる。
そういえばケーキなんて久しぶりに食った気がする。
｢そうだ、前から気になってたんだけど、ライダーくんってＳ４と友だちだったりするの…？｣
｢アホか、友だちな訳ねえだろ。｣
何故かそわそわしながらそう言うAを見ていると前イカスツリーの前であった事が頭の中に蘇って来る。
ファンとか言ってた事を思い出したところでアロハがAに向かって『超カワイー』なんか口にしていたことを思いだし、今この場にいる訳でもないアロハに変な対抗心を燃やしてしまう。
｢S＋んなった時声かけられたんだよ。｣
｢えーすごい、いいなあ｣
羨ましいと言われるもアイツらの何がいいのか全く分からず我ながらそういう所だろうなと考えていると、向かいに座っていたAが立ち上がりオレの隣にちょこんと座った。
｢はーー、長かったなあ…当たり前かもだけどS＋なるの、すごい大変だった気がする。｣
隣に座ってきて体をぴたっとくっつけて来たかと思えばオレの肩にこてんと頭を預けた。あたまを動かす度にふわりと甘い香りがして、そんなAを可愛いと感じている自分がいた。
…コイツ、ヒトとの距離感を掴むのが苦手なのか、オレに気があるのか…。
ちらりと目線だけずらしてAを見てみると可愛い顔が目に入る。
(まぁ、顔はそこら辺の女より可愛いよな。)
オレがじっと見ていると実際は特に理由もなかったがなにかと思ったらしく、Aはそっと頭を上げると口を開いた。
｢あはは、なんか甘えたくなっちゃって。その、近かった…よね…？ごめんね、離れよっか…？｣
｢…好きにしろ。｣
Aは再び頭をオレの肩に乗せると｢ありがと｣とふにゃっとした笑顔を浮かべた。
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ぽえまーおでん。 - LUSIRA@花宮さん» 優しすぎて好き。。。落ち込んじゃったりするのもすごく分かるよ、全然落ち着かないし辛いよね。。。(´；ω；`)わーわー！！すぐ帰るからまたゆっくりお話ししようね！花宮ちゃんも頑張って〜！(*'ω'*) (2020年12月21日 23時) (
レス) id: 1721229d1b (このIDを非表示/違反報告)
LUSIRA@花宮(プロフ) - ぽえまーおでん。さん» いえいえ〜！私も今凄い病み期だから……。了解！！２月……私の誕生月だ……(誰得)まぁ取り敢えず滅茶苦茶楽しみに待ってます！受験、頑張ろうね！！(*´▽｀*) (2020年12月21日 18時) (レス) id: 95c16b8e58 (このIDを非表示/違反報告)
ぽえまーおでん。 - LUSIRA@花宮さん» わ！わ…！クソみたいな独り言のつもりだったのに返信もらえるとか、まさかすぎて嬉しい！元気そうでよかった！(；ω；)パスとかはとりあえず今は大丈夫だけどありがと！！もう少しで色々片付くから上手くいけば2月には戻れそう！戻りたいから楽しみにしてるね（；；） (2020年12月21日 15時) (レス) id: 1721229d1b (このIDを非表示/違反報告)
LUSIRA@花宮(プロフ) - ぽえまーおでん。さん» お久し振りです……(小声)おでんちゃんの小説は私の更新する小説よりも読者様がきっと楽しみにしてるし、戻って来てくれたら私自身も嬉しいでしゅ……(((パスワードは荒らされない様に変更しちゃったからもし続編行きたいとかあったら変更後のパスワード教えます……。 (2020年12月20日 11時) (レス) id: 95c16b8e58 (このIDを非表示/違反報告)
ぽえまーおでん。 - 久しぶりに戻って来ちゃったけどやっぱり大好きだな。未練タラタラだしまた小説が書きたいよ。 (2020年12月19日 4時) (レス) id: 1721229d1b (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：花宮 かりん | 作成日時：2020年5月7日 15時
