青眼のいたずら猫 (ページ31)

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第三十話ページ31

ジンside
仕事とは何も関係なしに、宮城に来ていた。
完全なプライベート、とも言えない。次の仕事の場所の下見でもあるからだ。
だが、新幹線で見たあの小柄な女。高校生だろう。部活が何かの集団で行動していた。
新幹線で何故かジッと見てくるそいつの視線が、俺を知っているかのようだった。

宮城に着いて歩いてる時も、たまたま通り過ぎた。その時でさえ、そいつは何か俺に対して警戒しているようだった。

ジン「ただの一般人。だよな？」

知り合いにあんな小さい女はいないし。ましてや裏の世界にあんな奴いたら生きていけていない。
ただなんでか考えてしまう。
あいつになにかあるのではないか、と。
こう言うのはあいつが適任だな。
そう思い気になるからバーボンに連絡を入れた。
"今すぐ宮城に来い"と。

ジン「ねこま…」

あの女の赤いジャージにそう書かれていた。
高校生が、俺たちの世界にいるわけがない。しかもあんな小さくて力もないような女が。
だが、あの目。あの視線。
放っておいてはいけない気がした。

ジン「何が出るだろうか」

少しだけでた笑みをこぼし、歩みを進めた。

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はい！
第三十話でした。
とても短くなってしまいましたが、すみません。
ジンの口調がいまいち掴めなくて、文が考えられませんでした！
まだまだ先の長い小説ですが、一応最後はもう考えてあるので、もうしばらくお待ちください！