青眼のいたずら猫 (ページ27)

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第二十六話ページ27

安室さんのいないポアロで、梓さんが案内してくれたカウンター席の端に並んで座る。
チラッとその人のことを見やる。

「コナン君何がいい？僕カルボナーラにしよーかなぁ♪」

隙だらけ。警戒する必要がなくも感じられる。
たまたまネクタイをいじってて、変声機だとわかっただけだったとか？
殺気も、その後の変声機の流れも、俺の考えすぎか？

「コナン君？」
コナン「あっ、な、なぁに？」
「ンニャ、もう注文するけど何がいいかい？」
コナン「あ、じゃあ僕オムライスがいい！」
「オケー、すみませーん」

そうだとしたら、この人と食べる昼のこの時間も…正直もったいない。
俺は一刻も早くNaughty catの情報を少しでも集めなきゃなんねぇのに…

「ねえ？」
コナン「なに？」
「コナン君って、あの有名な高校生探偵の、工藤新一の親戚なんだって？」
コナン「へっ？あ、うん。遠い親戚なんだあー、アハハ…」

いきなりなんだ？
てかなんでそのこと知ってんだ。

「君のお姉さんに聞いたんだよ。」
コナン「え？あ、そうなんだー」
「彼女なんだってね♪」
コナン「…エっ」
「あのお姉さん、高校生探偵の」
コナン「あっ…う、うん。そうみたいだねぇ〜…」
「虚しくないのかな？彼女と一つ屋根の下で暮らしてるのに全くの別人としてしか接せない。」
コナン「…は」

何を、言ってんだ？
ハッキリと言われてはない。けど遠回しに、俺のこと、工藤新一、だと言ってるみたい。
いやそんなわけ、だって、この人と俺は、一回しか会ってない。
何も怪しいところなんて、ボロなんて出してねぇはず…一体…

「…ニャハハ〜そーんなわけないよね♪冗談だよ」
コナン「あっ」
「わぁー！美味しそう♪」

冗談…その言葉にホッとした。
運ばれて来た料理に目を輝かせるそのひと。冷や汗すごいかいた。
何かちょっと鋭い、気がする。注意しといて損はないだろう。
俺はオムライスを食い始めた。

「…ンフフ」

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はい！今回はちょっと話がまとめられませんでした…
すみません。
今回もここまで読んでいただきありがとうございました！
また読んでいただけたら嬉しいです。