青眼のいたずら猫 (ページ23)

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第二十二話ページ23

バーボン「僕が望むのはただ１つ。コチラ側に身を置いて欲しい」
「それはバーボン？」
降谷「いいや、公安だ」
「…そのためにあの子供を連れてきたのか？ただの子供を？…それとも、ただの子供じゃないのカナ？」

またその子の方を向きながら言う。
これまた2人共わかりやすい反応をしてくれる。バーボンはポーカーフェイスすごいけど、脈が速くなってるのがわかる。

「自分の脈も抑えられないで、よく公安が務まるね」
降谷「何ッ」
「ちなみに君達の元に行かないって言ったらどうするの？」
コナン「力づくでも来てもらうよ」
「ニャハ〜面白いじゃないか、やれるものなら…捕まえてごらんよ」

バーボンが銃を準備してるのに気づいたからその場で高く跳び上の入り組んだパイプ部分に着地する。
思った通り、バーボンは僕が元いた場所に銃を撃っていた。
当たってたら痛いぞ？
ヨーシャないなぁ

降谷「チッ」
コナン「Naughty catさんは悪い奴らの味方なの？」
「僕は誰の味方でもないよ。楽しいことが好きないたずら猫さ。飼い猫になるつもりはさらさらない」

そう言って影に紛れ気配を消す。
そしてバーボンの立っている上に移動する。
彼らは気づいていない。

コナン「飼い猫にならなくてもいい！協力してくれるだけでいいんだ！」
「バーボンは頼むような態度じゃないんだけど？」

そう言ってバーボンの真上から真後ろに音もなく落ちる。
ナイフを片手に持って、気づかれないはずだった。
気づかれなければそのまま首切ったらﾀﾋんじゃうから肩らへんを掠る程度でやるつもりだった。

コナン「安室さん後ろ！」
降谷「！」

子供の声に気づいてすぐ反応したバーボンが後ろに蹴りを入れてきた。
僕はその場でまた跳び回転し少し後ろに着地した。
飛ぶ直前でナイフを振りバーボンの頬に掠ることはできた。物足りないけど…

「ニャー坊や、目が良いな。僕は夜目が効くけど君は違うだろうし、ただ目がいいだけ？」
コナン「…」

答えてはくれないか…
僕の予想ではそのメガネなんだけど、まあいっか。

降谷「そろそろ降参してからないか」
「さっき首切られて死んでたかもしれない君に言われたくないないな。一対一で僕に触れもできない人と手を組むなんてバカバカしい。時間の無駄」

僕はそう言って天井の空いてるところべ跳ぶ。月明かりのため彼らからは僕は逆光で暗くなってるだろう。

「坊やはさておきバーボン、君はまた遊ぼうね」

そう言って夜の闇に消えるように帰った。