第二話 ページ3
Aside
いつものようにつまらない学校生活が過ぎていくのをボーっとしながら待つ。
昨日見つけた黒の組織、調べてみたらすごく面白くて遊びがいのありそうなところだった。
また遊びたいなぁ…
杏奈「おーい、Aー」
そんなことを考えながらボーっとしていると僕の目の前で手を振って話しかけてくる仲の良い友達の杏奈。
学校ではよく杏奈といる。
「杏奈？」
杏奈「まぁたボーっとしてたでしょ！授業も聞いてないし！」
「ニャハハ♪つまらないからなぁ」
はぁ、とため息をつく杏奈。
でもテストではいい点取ってるし、そんな怒らなくてもいいと思うんだけど…
杏奈「あ、それより山本君が呼んでたんだよ？」
「ンニャ？」
山本君、と呼ばれた男。山本猛虎。
山本は同じクラスでそれなりに仲が良い。山本からも、「女子とこんなに緊張せずちゃんと話せる相手ははじめてだ！！」と言われ、それからはよく話してる。
ぼくは杏奈の隣に立っている事に緊張してる山本に目を向けた。
山本「A！！頼みがある！」
「？」
山本「男バレのマネージャーになってくれ！！」
バンっと僕の机に手を置いて頭を下げる山本。
そういえば男バレ、マネージャー1人もいないんだっけ、大変そう、かわいそうに…
「無理」
山本「うぐっ」
可哀想とは思ったけどやらない。
マネージャーなんてやってたら僕の遊ぶ時間が減っちゃうよ
山本「そこをなんとか！Aしかいないんだ！！」
「嫌だよ、僕だってやりたいことがあるからね、女の子なら他にもいっぱいいるじゃないか」
山本「部活入ってなくてちゃんと仕事してくれる女子ってもうAしかいねぇんだよ…」
すごい悲しそうな顔をする山本。
うにゃあ…できるならやってあげたいけど昨日いい遊び相手見つけたばっかだもん。
「とりあえず僕はやらないよ、帰宅部ライフを楽しんでるからね」
僕はそう言って荷物を持って帰った。
今日は黒の組織じゃないけどそれなりに楽しい組織のところで殺.しがあるみたいだからね、邪魔しに…いや、遊びに行かないと！
少しスキップ気味に家へと向かった。
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はい！新しいオリキャラ入れちゃいました！
名前は橋宮杏奈
Aちゃんの唯一の女の子友達です！
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作者名：小豆 | 作成日時：2021年6月11日 15時
