Je t'aime à la folie.( BTS 男主 )

さん ページ3

Side ジョンヨン








最近のアイドル歌手唯一の''一匹狼''
そう、呼ばれる様になったのはいつだったか。
もう忘れてしまうくらいには、俺は他のアイドルや歌手との接触をしていない..




そのせいで、人間嫌いだの調子に乗ってるだの女を楽屋に連れ込んでるだの沢山の噂をされ色々な感情の混じった視線を受け続けた俺は..



いつの間にか..


自らも''一匹狼''を楽と感じ好むようになってしまった。


勿論、元々の性格上人と話すのは大好きだけどね？


「 マネージャー、ジュース買ってくる〜 」


そんな事を思いがら、一位を取った音楽番組が終わり次のバラエティ番組のあるテレビ局の楽屋から出て、余り人が居ないだろう此の時間だからこそ行ける自販機に向かう。



楽屋だと俺が誰とも接触しない様に見張り(マネージャー)が居るからなあ..余り好きじゃない



「んー、あれ？先客かな」



自販機が見え近付いたところで足を止める。
だって、自販機の横のベンチに先客らしき人が居たから。


「 あちゃ〜、今日はジュースお預けかな 」


そう思って自販機に背を向けて帰ろうとした時、その人が何かを呟き涙を一筋流したのが見えた。



俺はその、その姿が美しくて儚くて繊細で..



柄にも無く''見惚れ''て''足を止めた''



そして..



「 お兄さん、失恋でもしました？」



思わず其の儚い人に話し掛けていた...



て、この人今人気の防弾少年団のキム・テヒョンくんじゃん



嗚呼、こんなに儚くて美しい人が居たんだな..



もっと深く知りたい




その儚さを俺が




俺が支えたい




そんな、叶わぬ想い

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