兄クロード×お魚軍団 [短編集]Part1

兄×ダホ「Happy birthday」リクエスト1 ページ27

「ただい…」

パンッ！！

「うわっ！？なに！？」

「「「ンダホ！誕生日おめでとう！！」」」

「えええ！！ありがとう！！」

雑誌の取材から帰宅したら、そこにはメンバーの姿。
クラッカーの音が部屋に響いた。

「これ誕生日プレゼント！」

「えぇマジ！？ありがとう〜！」

モトキからプレゼントを受け取って、大事に抱き抱える。

友達から貰ったものは大事にしないと！

「俺も、誕生日おめでと！」

「わぁマサイも！？ありがとう〜！！」

「俺も！」

「俺も〜」

次々と至る所からプレゼントが出てきて渡される。

おかけで持ちきれなくなっちゃった。

「まじでありがとう！！もう泣きそうだよ俺…w」

本音を零すと、

「泣くなってw 改めて、誕生日おめでとう！」

とシルクが言った。

続けてメンバーが

「「「おめでとう！！」」」

と手を叩いた。

ーー

「えーっとこれは…あっ！Tシャツだあ！」

みんなから貰ったプレゼントを1個ずつ開封していく。

やっぱ個性が出てて面白いな〜！

と、マサイから受け取ったプレゼントに手を伸ばした時、

ﾋﾟﾛﾝｯ♪

携帯がなった。おろらくLINEの着信音。

開くとお兄さんからLINEが入っていた。

『今外出れるか？渡したいモンがある』

手に取りかけたプレゼントをそっと置いて、でも急いで外に出た。

ドアを開けると、ポケットに手を突っ込んで待つお兄さんの姿が。

無意識に心拍数が上がった。

「お兄さん！」

『悪いな いきなり呼び出して

はい、これ』

差し出されたお兄さんの手には、黒い箱がちょんと乗っていた。

「…？なんですか？これ」

『開けてみりゃ分かる』

黒い箱を手に取って、そっと開けた。

「わあ…！ネックレス？」

『そ。誕生日おめでとう』

入っていたのは、黄色く小さな宝石のついたネックレスだった。

「すごい…！めっちゃ綺麗…！」

ネックレスに見とれていると、お兄さんが箱に手を伸ばした。

きょとんとしていると、俺の首に手を回し、ネックレスを付けてくれた。

今度は自分の首元に手を持ってきて、気付かなかったけど付けていたネックレスを見せた。

『お揃い』

お兄さんが付けていたのは、俺にくれたネックレスと色違いの物。

ぶわっと顔が赤くなって、途端に嬉しさが込み上げてきた。

「ありがとうございますっ！！めっちゃ嬉しい！」

『こんくらいどうってことねぇよ。』

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