心の傷 〜第一章〜【魔入間・魔d!】

7.-使い魔…と優しい豚さん ページ7

シャ「おーい！大先生！A！行くぞ！」

『はっはい！』


「待ってよ〜、シャオちゃん〜」


『ウツさん、ペースあわせますね！』


ウツ「はぁ〜、顔見えへんけど天使…」


シャ「なんたって今日は大事な


《使い魔召喚》の日やからな！」


改めて聞くと緊張します…。ちゃんと喚べるのでしょうか…


シャ「悪魔にとって位階は重要や！


低位階な悪魔は生徒会どころか一般の生徒にすら


見向きもされへん！！だから…


俺も一発スゲェ使い魔を召喚して」


『…ぁ、シャオロンさん…！』


シャ「ドカンと一気に高位階に…ぶべっ！？」


ｽﾞﾓﾓﾓﾓﾓ…


ウツ「こっ…コイツはデビルポーク！？」


『でっ、でかいですね！』


シャ「誰だこんなスゲェ使い魔を召喚した奴はー！？」


とーん


…使い魔では無さそうですね。


ウツ「この使い魔本読んどるぞ…！？」


「「賢い…！！」」


？「誰が使い魔やねん！！！」


『すっすみません…！！』


？「あ、いや、道ふさいで悪かったな…


緊張して周りがよう見えとらんかったわ…ケガないか？」


ハッ…このヒト、優しい！！優しい豚さんですね！！
＿＿＿＿＿＿＿＿

トントンさんは可愛い豚ちゃん、

シャオロンさんとウツさんは喚べなかった…。

うぅ…自信が無くなって来ました…。


なんかすみません…二人とも…


「次！Aさん、」


『はっはい！』


…たとえ来なかったとしても…


ﾌ…


来てくれたなら…沢山愛情を注いであげましょう。


＿＿＿＿の分も。ね、


そうやって紙を燃やした瞬間


ｶﾞﾀｶﾞﾀｶﾞﾀｶﾞﾀ


と、部屋は強く揺れ始めた


モモ「！！…この魔力は…！？」


「きゃあぁ！」


「なんだなんだ！？」


ｶｯ


「ｸﾞﾙﾙﾙ」

赤く勇敢なドラゴン

『サラマンダーｯ！？』

「貴方がご主人？可愛いわね〜♪」

青くおっとりした人型の精霊

トン「うっ、ウンディーネ！？！？」

「…」

茶色く無口のゴーレム

ウツ「…！？ノーム！？」

「…ヨロシク」

緑で耳が個性的の弓使い

シャ「しっ、シルフゥ！？」


『ェエエエエエエ！？！？』


よっ、四大精霊を呼び出すなんて…！！！


モモ「！！(流石レンルイ家…でも使い魔を四体も…)」


え？…だ、誰かの使い魔ですよね！？そ、そうですよね！


？「ｷﾞﾘｯ」


…？歯ぎしりの音がした方向を向くと


茶髪でオレンジ色の瞳の人と目があった。


慌ててそっぽ向いたが…なんでしょうか…


凄く…モヤモヤする。

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