心の傷 〜第一章〜【魔入間・魔d!】

42.カオス大好きだんちょー ページ42

『はぁ…』


「おや、レンルイ家のお嬢さん」


『！！』


！この方は…！


『入学式の時の…』


「グルッペン・フューラーだゾ。」


『グルッペン…様？』


グル「ハハハハ！そんなに固くならず、」


『…グルッペン、さんと呼ばせて頂きます。


私は』


グル「知っている。レンルイ・Aさんだろう？」


『は、はい…そうです。』


グル「…ふむ…。」


『…どうかしたんですか？』


グル「お菓子を食べたいゾ！」


…え？


『…へ？』


グル「Aからお菓子の匂いがするゾ！」


『え、ええと…』


グルッペンさんって、こ…ども…？

い、いえいえ、私のみまちが


『…あ、ありますけど…』


グル「！」ﾊﾟｧｧｧｧｧｧｧ


う！…、眩しい…。


『…あ、あげましょうか？』


グル「！いいのか！？」


『…は、はい…手作りですけどね…』


グル「食べたいゾ！」


そう言って私はお菓子…和菓子をあげました。


むしゃむしゃと食べるグルッペンさんが可愛らしくて


『ふふ、』


グル「上手い！上手いゾ！A！」


『ありがとうございます！』


グル「こんなに美味しいお菓子、食べたことないゾ！」


『ふふ、そう言って頂けて光栄です！


…』


グル「…、」









“「ここにいれば大丈夫だゾ」”









『…？』


言っている意味がわかりませんでした。


…大丈夫…？


聞き間違えでしょうか、


聞き間違えじゃなかったら、


なんで大丈夫なんて言ったのでしょう、


グル「いつでも泣きたいときは泣けばいい。」


『ｯ…！』


いつも(？)のグルッペンさんだ。


『なんで…わかるんですか…？』


シャオロンさんも


ウツさんも


ゾムさんも


トントンさんも


トンちゃんも


ロボロくんも


グルッペンさんも


言われた言葉は意外な発言だった。


グル「…さぁ、わからない。」


『え？』


グル「でも、君に笑顔でいてほしいと、


何故か思ってしまうんだ。」


『ｯ…』


笑顔…


シャオロンさん達も、


そう思ってくれたのでしょうか、









あぁ、優しいなぁ。


でもね、その優しさが…。


…いえ、









なんでもありません。









＿＿＿A＿＿


＿れ＿＿も＿＿＿ずっ＿＿＿＿


＿＿＿し＿＿＿る＿＿＿＿

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