【ヒロアカ】1-Aの剣士【爆豪勝己】2 (ページ34)

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82話ページ34

ホ「ソルセルが急かすから訓練始めようか」

ソ「まるで俺が悪いみたいな言い方しないでください」

ホ「本当のこと言ってるだけー」

二人って仲いいんだなぁ

常「訓練って何するんだ？」

ホ「簡単に言えば個性強化みたいなもんだね。ツクヨミくんは個性の制御(コントロール)練習。エスカちゃんは体力(パワー)アップ特訓。二人の弱点を強化したいなって思って」

弱点を強化する訓練か！確かに私ってすぐキャパオーバーしちゃうからな...

でも私の特訓って...ソルセルさんと筋トレでもするのかな

腹筋とか割れちゃうのかな。筋肉モリモリマンになりそう

...ん？筋トレ...と言うことは痩せる...と言うことはスイーツ食べ放題

と言うことは！！！

いつどこで何を食べても、爆豪に怒られ(ディスられ)ない！

『この訓練最高じゃないですかっ！』

ソ「なんでそう思うのかは聞かないでおくけど...やる気があることはいいことですね」

『ソルセルさん！私頑張ります！自由を手に入れるために！！』

ソ「そ、そっか。うん、頑張れ」

ホ「じゃあ今から二組に分かれて訓練開始」

『常闇くんも頑張ってね！』

常「あぁ。ソルセルさんに迷惑かけるなよ」

『常闇くんまでそんなことっ！』

常「じゃあな。頑張れ」

...皆んな私の扱いだんだん酷くなってない？

ソ「エスカさん、行きますよ」

『あ、はいっ』

「...」

な、何この沈黙。私ってこんなにシャイだったっけ。いつもはシャイの逆なのに(自覚あるんですね)

二人っきりになった瞬間この沈黙。前にも何回か爆豪とこんな感じになったなぁ

もしかして私ってツッコミいないと喋れないタイプ？...それは困る

ソ「っ！エスカさん！」

『はひっ！？』

ソルセルさんの声にびっくりしてなにもない所で躓いてしまう

そして...

「ゴンッ」

頭を思いっきり壁にぶつける

『いっ...たぁぁぁ』

ソ「大丈夫ですか！？ちゃんと前見て歩かないから...」

『だ、大丈夫です！』

ソ「めっちゃ痛そうにしてたけど...」

『そ、それは...ほら！人間って別にそんなに痛くなくても"痛っ！"って言っちゃうじゃないですか！それですよ！角に小指ぶつけた時とか...』

ソ「角に小指ぶつけるのは痛いと思うけど」

『あ。えっとじゃあ指挟んだ時とか...！』

ソ「それも痛いね」

『んーと...』

ソ「...プハハハっ」

そ、ソルセルさんが笑った

ソ「やっぱりエスカさんは抜けてますね笑。いい意味で」

『いやそれ悪口じゃないですか！』