【ヒロアカ】1-Aの剣士【爆豪勝己】2 (ページ11)

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60話ページ11

爆豪side

朝7時。自然と目が覚める

朝食を取った後、洗面所に行って歯を磨く

ぼーっとしていると昨日の出来事が段々蘇ってくる

あのクソ半分野郎...

爆「死ねやクソ菌がァァァ！！！」

爆母「うるさい勝己！黙りなさい！」

クソババァが怒鳴る

爆「チッ」

...あいつとの約束の時間までまだ時間あるな

部屋に戻って勉強を始める

爆「...12時半」

かれこれ3時間勉強してたらしい。そろそろ準備するか

爆母「あら、どこか行くの？」

爆「行く」

爆母「珍しいね、勝己が休みに出掛けるなんて。いつもはずっと家に引きこもってるのに」

爆「うるせぇ。出て悪いかよ」

爆母「逆に嬉しいわ〜。気をつけてね」

爆「ん」

毎朝通学する時に通る道を10分程歩くと

すっかり見慣れた家に着く

チャイムを押すとあいつが笑顔で出てくる

『いらっしゃーい！1時ジャストでびっくりしちゃった』

爆「お前みたいに遅刻しねぇから」

『いつも遅刻してるみたいな言い方しないでよ』

いつも遅刻とまでは言わないが、毎日ギリギリセーフなんだよな

『そんなことより入って入って！』

そうやって俺を家の中に入れる剣刃

爆「...結構広いんだな」

一人暮らしって言ってたけど普通に家族が住める程の広さ

『そう？まあでもたまに妹が帰ってくるからなー。引っ越したくても引っ越せないって感じ』

爆「そうか」

『適当にソファーにでも座ってて』

爆「おう」

近くにあった二人用のソファーに腰を掛ける。目の前にはテレビがあって、隣にはなんらかのショーケースが置いてある。フィギュアか？

『爆豪何飲む？麦茶、オレンジジュース...後缶だけどコーヒーあるよ！』

爆「んじゃコーヒーで」

『はいよ』

差し出された缶を受け取る

爆「お前は相変わらず子供だな」

剣刃の手にはオレンジジュースがある

『...爆豪にコーヒーを譲って上げたのよ！か、感謝しなさい！』

絶対にに苦いの無理なだけだろ。...ん？じゃなんでコーヒーなんかあるんだ？

爆「俺の為に買ってくれた...とか」

『ギクッ』

爆「図星か」

『くっ！バレたか...やっぱ爆豪はエスパーなんだね』

爆「よく考えたら分かることだろ」

相変わらずこいつの頭はお花畑だな

『...』

爆「...」

沈黙が続く...これは俺から喋った方がいいのか？

『そのー...』

剣刃が口を開く

『えーと...』

爆「話すならちゃんと話せや」

『ゴメンナサイ』

少し急かしたか

『それじゃあ...話すね』

剣刃がゆっくりと話し始める