帰宅 ページ3
きがついたら､しらないいえのまえにいた
『はわぁ…』
《んっふふ……ここが今日からあなたのお家よ》
『おうち…!』
わたし､もうひとりぼっちじゃないんだよね…?
キャロルおねえちゃんはひとりにしないって
‘やくそく’してくれたもん
『…えへへ､わたしひとりじゃないんだね』
《そうよ｡私がずっと一緒にいるからね》
キャロルおねえちゃんがやさしくなでてくれる
やさしくほほえんでくれる
しあわせだなぁ
?「あらあら､君隠し子が居たの?」
《あぁラスト､一昨日ぶりね》
だれだろう?
はーとのしゃつをきててぴんくのうわぎをきてる
ほねのひと
なんかこわい
おねえちゃんのうしろにかくれとこう…
LU「も〜恥ずかしがらなくていいのに」
《ま､子供だから仕方ないわよ｡で､なにかご用?》
LU「ん〜今日はいいや､その子と一緒に
ゆっくりしてて｡次はボクと‘ゆっくり’してね」
《それは今度ね》
こんど…どこかにいっちゃうのかな
それは……とっても寂しいな…
LU「じゃまたね〜」
『…おねえちゃん』
《どうしたの?
あ､彼悪いやつじゃないから大丈夫よ》
『……うん』
《ご飯にしましょう｡お手伝いしてくれる?》
『!する…!』
〜〜準備中〜〜
『なにをつくるの?』
《生姜焼よ､アイはタレを混ぜて
まず生姜を人差し指位だして》
『ひとさしゆび…』
《うん､それくらい
で､次は砂糖をこのスプーンで一杯》
『いっぱい…』
《ふふ､アイは上手ね
えっと次はお酒をこっちのスプーンで一杯》
『おさけ…』
《そうそう､良い子ね
お醤油を同じスプーンで二杯》
『にはい…』
《最後にみりんも二杯》
『みりん…』
《ちゃんと量れたわね｡次は混ぜて
その間にお肉とキャベツを切るから》
『うん…!』
〜〜カット〜〜
『はわぁ』
《美味しいわぁ､タレが上手に出来たからかしら》
『おねえちゃんがやさしくおしえてくれたからだよ!』
《そうかしら?…うふふありがとう》
たのしいなぁ､おいしいなぁ
このおにくとってもやわらかい
《このお肉ね､農家の友達から貰ったの
後でお礼の手紙書かなくちゃ》
『わたしもかいていい?』
《……いいわよ､一緒に書きましょう》
やっぱりおねえちゃんはやさしいな
続く
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作者名：×点 | 作成日時：2023年7月9日 17時
