才虎芽斗吏救出大作戦！ 中編 ページ22
斉木「才虎芽斗吏…ということは、まさか！？」
斉木君が驚いた顔をして、ナナシを見つめる。
ナナシ「うん！ここに才虎芽斗吏が居るんだよ！」
映画のネタバレをさりげなく言うかのようにさらりと重要なことを言ったナナシ。
…ここに才虎君が居るって、どういうこと？
…まさか、さっきの写真を信じて…？
ナナシ「あー…うん。(人１)ちゃんの思うとおりかも。」
『やっぱり…才虎君は…。』
私の事を信じないで、他の女の子に乗り換えたということなのか…。
…いや、才虎君は悪くない。
全てはあの写真のせいなんだ…。
そう思うと少し気が楽になった。
芽斗羅「…大丈夫？」
芽斗羅さんが私の背中をさすってくる。
『…はい。…ここに才虎君が居るというのは不幸中の幸いですし、ここで説得して一緒にカレーでも食べて帰りましょう！』
芽斗羅「…うん！そうだね！」
…よし、これで決心はついた。
後は、才虎君を説得するだけだけど…。
才虎君の場所が分からない。
どうせ才虎君と同じくらいの財閥の事だ。
才虎君と同じくらいの広さの家なのだろう。
手分けして探しても何時間かかることか…。
いや、それ以前にこの家の黒服に捕まって外へ出されるのがオチだ。
『うーん…どうしたものか…。』
何かいい方法が無いかと辺りを見渡して見る。
…だけど、ナナシがふわふわと浮いていただけだった。
ナナシ「あれ、なんだろこれ。」
ナナシが指差したのは怪しげなスイッチ。
そのスイッチは、完全に押してはいけないというまがまがしいオーラを漂わせていた。
『え、ちょっと。むやみに触っちゃ…。』
そう警告した頃には、スイッチが押されていた後だった。
その瞬間、ビーッビーッとうるさい音が部屋中に響く。
私はその音の煩さに反応して、両手で耳をふさいだ。
芽斗羅「うわあっ！？ちょっと、ナナシ！何押したんだよ！」
ナナシ「…うう、ゴメン。どうやらこのスイッチはブザーだったみたいだね…。」
二人とも苦しそうにして、両耳を塞いでいた。
すると斉木君が何かに気がついたようで、こちらに向かって叫んでくる。
斉木「…ちょっと待て！誰かこっちに来るぞ！」
『ええっ！？…それって…どうするの！？』
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まるー - いつもキュンキュンしながら読ませていただいています！この作品、本当に大好きです！更新これからも頑張ってください！ (2018年9月30日 21時) (
レス) id: b1555a1980 (このIDを非表示/違反報告)
リプトン(プロフ) - 亜乱さん» 更新遅れてすいません…！ちょっと最近ネタが無くなりつつあるので、その場の思い付きで書いているので更新が遅くなってしまいました。速く更新できるように気を付けていきますね！ (2018年9月25日 6時) (レス) id: 834b297079 (このIDを非表示/違反報告)
亜乱 - めさくそ続きが気になります！！それにしても才虎がか、可愛い…(( こうしんがんばです！！！ (2018年9月24日 21時) (レス) id: 7a4fd9fb97 (このIDを非表示/違反報告)
レミ(プロフ) - 続編おめでとうございます！！この小説本当に大好きでいつも楽しく読ませていただいています！！更新いつも楽しみにしています、これからも頑張ってください！！ (2018年9月10日 23時) (レス) id: bcf4cc8d9e (このIDを非表示/違反報告)
黒枝 - とても面白いです！ 頑張ってくださいo(・`д・´｡)！ (2018年9月9日 17時) (レス) id: acc57dbcbb (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：リプトン | 作成日時：2018年7月20日 18時
