説得は早急に 中編 ページ3
芽斗羅「それで、その…芽斗吏と一番仲が良い白河ちゃんならと思ってさ…。」
ふむ、そういうことか。
つまり私に才虎の説得をお願いしたいと。
…勿論やるぞ！今までに私がどれだけ苦労したと思っているんだ！
芽斗羅「ありがとう！本当に助かったよ…。」
さりげなく思考を読み取ってきた。
超能力ってこういう所が便利だよな…。
私も欲しい。
『はい、分かりましたけど…。何で芽斗羅さんはシークレットブーツをアポートしたんですか？そんな面倒な事しなくても芽斗羅さんが時間を稼げば良いような…。』
芽斗羅「え、だってさ。芽斗吏がちっちゃくなるんだよ。…見たくない？」
なるほど、見たい。
芽斗羅さんの言葉に感心しながら少し雑談をして、電話を切る。
…うーん。まさか才虎君が引きこもるとはな…。
考えてもいなかったよ。
目玉焼きを食べながら、そんな事を考えていた。
隣から凄い視線を感じる。
その顔は私をじっと睨み付けていた。
ナナシ「…僕の事、忘れてたでしょ。」
ふてくされながらナナシがそう言ってきた。
『…ごめん。』
サラダを口に含みながら小さく呟いた。
ナナシ「うわあああん！！(人１)ちゃんの馬鹿！食いしん坊！」
そう言って凄い速さで玄関の扉をすり抜けていったナナシ。
…だが、その数秒後再びナナシの叫び声が聞こえた。
『はいはい、どうしたの…って。』
玄関へと向かい扉を開けるとそこには黒ずくめの男の人が私の周りを囲むように立っていた。
その中の一人の男の人が私に近づいてくる。
…もしかして、加藤さん？
という事はこの人達全員才虎君に仕えてる人か。
加藤「…すみません。芽斗羅様からは事情は聞いていると思いますが、急いで支度をしてもらえますか？」
その言葉に圧迫感を覚え、すぐに支度をする。
通学用の鞄にプレゼントを入れて、そして口にはトーストを押し込んで…これでバッチリだ。
『準備、出来ました。』
そう言うと一斉にマンションの外へ向かう集団。
…はあ、才虎君って子供っぽいよね。
まあ、そこが好きなんだけど。
ナナシ「待って、僕もいく！」
しばらく車に乗って周りの景色を楽しんでいると、才虎君の家へと着いた。
加藤「…つきましたよ。」
そして、家の中へと入り才虎君の部屋の前まで案内された。
加藤「…ここですね。後は頼みますよ、(人１)様。」
私はごくりと唾を飲み込むと、部屋をコンコンとノックした。
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まるー - いつもキュンキュンしながら読ませていただいています！この作品、本当に大好きです！更新これからも頑張ってください！ (2018年9月30日 21時) (
レス) id: b1555a1980 (このIDを非表示/違反報告)
リプトン(プロフ) - 亜乱さん» 更新遅れてすいません…！ちょっと最近ネタが無くなりつつあるので、その場の思い付きで書いているので更新が遅くなってしまいました。速く更新できるように気を付けていきますね！ (2018年9月25日 6時) (レス) id: 834b297079 (このIDを非表示/違反報告)
亜乱 - めさくそ続きが気になります！！それにしても才虎がか、可愛い…(( こうしんがんばです！！！ (2018年9月24日 21時) (レス) id: 7a4fd9fb97 (このIDを非表示/違反報告)
レミ(プロフ) - 続編おめでとうございます！！この小説本当に大好きでいつも楽しく読ませていただいています！！更新いつも楽しみにしています、これからも頑張ってください！！ (2018年9月10日 23時) (レス) id: bcf4cc8d9e (このIDを非表示/違反報告)
黒枝 - とても面白いです！ 頑張ってくださいo(・`д・´｡)！ (2018年9月9日 17時) (レス) id: acc57dbcbb (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：リプトン | 作成日時：2018年7月20日 18時
