十人十色の雪桜（５）

9時間生配信：寒さは天敵の巻 ページ21

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「大規模D.D.=D.D.D.」に会場に着いて、今はみんな順番に着替えに行ってるとこ。

ちなみに、いわふか・あべさくが残ってる。





ab「あれ、誰か帰ってきた」

sk「早くない？(笑)」


『どーも、着替えてまいりましたっ』


iw「早ぇよ(笑)」


『ほら、私着替える場所に余裕あるから』





D.D.の衣装に着替えて戻ってきたAは、既に鼻を真っ赤にしてすごく寒そうだった。


――と、ここでスタッフさんの指示で照と佐久間が着替えに行く。





『わーい、同期組〜』

ab「ほんとだね〜」



fk「てか、ゆき大丈夫？寒いでしょ」

『え？全然だいじょぶ！』


ab「嘘だよ(笑) 真っ赤じゃん」





阿部ちゃんがAの両耳を覆うように手を添える。
……途端に「冷たっ！」と顔をしかめた。


そんなに？と思って、赤くなり始めた頬を両手で触れると、





fk「え、マジじゃん。冷た！」


『末端冷えしょーだからね。……ねえ、ていうかさ、何この状況。カメラの前なんだけど？』


ab「あはっ(笑)」

fk「ごめんごめん(笑)」





阿部ちゃんも俺も、慌ててパッと手を離す(笑)


やばいやばい、カメラ忘れてた。

これだけ一緒にいるとさ、距離感バカになるのよ。ましてや相手がゆきだとね。メンバー1のスキンシップ魔だから。


康二やラウのこともあんまり言えないなぁ…なんて思ったり。





fk「……やっぱり寒いでしょ(笑)」

ab「めっちゃ震えるじゃん(笑)」


『えへ、寒い…(笑) だって見てよこれ。ペラッペラ！』





大和撫子を意識したゆきの衣装は、ダンスに合わせてふわりと舞う布の動きを意識して作られているから、

羽織りは本当に形だけ。


ゆきが訴える通り、ペラッペラ(笑)


……と、ここでラウールと康二となべが帰ってくる。

次は俺らの番かな。





fk「はい、これ掛けときな」


『お？』

nb「お前まじか(笑)」


fk「さーむっ、阿部ちゃん行くよ！」

ab「はいはい(笑)』





戸惑うゆきが後ろで「ありがとうー！！」と叫ぶのを聞きながら、俺は控え室へダッシュした。





ab「カッコつけ」

fk「……うるさい。どうとでも言え」



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