４日目〈起床〉 ページ37
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舘様と阿部を保護して一晩経った。
舘様だけじゃなくて阿部も結構な熱が出てて。坂本くんが慌てて寝室に布団を敷いてくれたっけ。
あれから一度も目を覚さないってことは、相当疲弊してたんだろうなって思う。
勝手に病院へ連れて行ったりもしたんだけどな...
健「39.0℃ に、阿部は37.8℃ か...」
坂「なかなか下がらねえな。ったく、何があってこんなことになってんだよ...」
昨日、俺が勝手に連れてきたのに快く受け入れて、
あまりに高くて下がらない熱を心配して、深夜救急にまで連れて行ってくれた坂本くん。
料理できるし運転うまいし、役に立つおじさんだよ。
ちなみに熱は、心因性の可能性が強くて薬が効かないかもしれないって言われて。
実際、一晩たった今、全く下がってなかった。
SnowManとか滝沢とかに連絡しようか迷ったけど、
一番近くにいるはずの奴らがこんな状態の2人を放っておくはずがないから。
きっとそばに居ない理由があるんだ、と思ってやめた。
例えば、まだ何も知らない...とかね。
ありえないけど。
健「、メール」
坂「っあ、おい！勝手に見んなよ」
健「......佐久間だ」
荷物を動かすときに傾いて電源が付いた画面には、メッセージの通知が入っていた。
興味本位で電源ボタンを押してみれば、
それは佐久間からの心配の言葉だった。
坂「佐久間くんは何か知ってるのかな」
健「...どうだろ。とりあえず、その辺も含めて起きたら2人に確認しようとは思う」
坂「そっか。...じゃあ、俺は仕事あるから」
健「うん。ごめんね、お邪魔しちゃって」
今更だろ、と笑った坂本くんは優雅に出かけていった。
坂本くんが作り置きして行ってくれたご飯を食べて、仕事の資料を読んでいれば、
物音がした気がして立ち上がる。
寝室を覗けば、舘様がベッドの上で上体を起こしてた。
健「大丈夫？...ではないか、」
dt「......健くんの家、ですか？」
健「まさか！ここはうちのリーダーの家。ま、家主は今、お仕事で出ちゃってるんだけどね」
dt「......え、」
高熱のせいか、イマイチ反応が薄い舘様。
それでも「すみません、ご迷惑を...」と頭を下げるあたり、やっぱり真面目だな、と思った。
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苺(プロフ) - 素敵な作品をありがとうございます！次回更新たのしみにしております、お身体にはお気を付けてくださいね(*´-`) (2019年12月8日 12時) (
レス) id: 2b505c53ee (このIDを非表示/違反報告)
azuvixx(プロフ) - さっくんの優しさが現れる作品だなと思います。凄く続きが楽しみです！ (2019年11月24日 11時) (レス) id: 06f1cacbb4 (このIDを非表示/違反報告)
月の兎(プロフ) - 初めまして。まさかブイの面々が出てくるとは思いませんでした。ぶいすの担の私歓喜です（笑）続きも楽しみにしております！ (2019年11月21日 23時) (レス) id: 9b6fe057d4 (このIDを非表示/違反報告)
みなみ(プロフ) - 続きが気になります。 (2019年11月18日 9時) (レス) id: 34a5132cfc (このIDを非表示/違反報告)
美福(プロフ) - 更新の通知が来る度に凄く嬉しくてウキウキして見ています！これからも更新楽しみにしてます！頑張ってくださいね！ (2019年11月17日 13時) (レス) id: 9e6bdd0fef (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：おれんじ
| 作成日時：2019年11月11日 21時
