４日目〈伺候〉 ページ41
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fk「......ここ？」
iw「......のはず」
カーナビに従って辿り着いたのは立派なマンション。
なんでこんな所に...？
と思いながらも送られてきた部屋番号をコールする。
《「あ、お前らが来たんだ。まあいいや。入って」》
iw「今の声、...健くんだった？」
fk「俺もそう聞こえたけど、」
もしかして健くんが助けてくれたのか...？
ここは健くんの家...？
見るからに高級な建物に少しばかり萎縮しながら、目的の部屋を探し出す。
でもそこの表札は「三宅」ではなかった。
fk「坂本...って、あの坂本さん...？」
iw「いやぁ、まさか」
なんて否定しながら、もう思い浮かぶのは1人しかいない。
若干震える指でインターフォンのボタンを押した。
しばらく待てば、ガチャッと鍵の音がして扉が開いた。
健「いらっしゃい。何か状況ややこしくてごめん。とりあえず入って？」
fk「え、あぁ...ぉ、お邪魔します...」
iw「お邪魔します...」
出迎えてくれたのはやっぱり健くんだった。
リビングに通されて、このややこしい状況を健くんが簡単に説明してくれた。
健「舘様と阿部をたまたま街で見かけて。何か様子変だったし調子悪そうだったから保護したの」
健「で、俺は料理とかからっきしだし、看病とか慣れてないからリーダーの家に来たってわけ。ちなみに家主は今仕事で居ないんだけどね(笑)」
座れば？と促されてソファに腰掛ける。
隣でキョロキョロと視線を彷徨わせるふっかは、部屋を見てるんじゃなくて、
きっと2人を探してるんだと思う。
もちろん、それには健くんも気付いてて。
健「阿部が今起きたところで。今お前らのことを舘様が説明してるから。ちょっと待ってて、」
fk「あ、あの。2人って今...」
健「あのさ」
ふっかの言葉を遮って、健くんはこちらを見る。
その表情も声も真剣で、
たった一言で俺らの緊張感は一気に高まった。
健「お前らは知ってんの？知ってて放っておいたの？」
fk「今は何となく...でも、知ったのはさっき佐久間から話を聞いたからで...」
健「え、会ってたんだよね？」
iw「あ、あのっ！...そんなにやばいんですか、2人」
本当に知らないのな...と溜息を吐いた先輩の背後で、小さな音を立てて扉が開いた。
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苺(プロフ) - 素敵な作品をありがとうございます！次回更新たのしみにしております、お身体にはお気を付けてくださいね(*´-`) (2019年12月8日 12時) (
レス) id: 2b505c53ee (このIDを非表示/違反報告)
azuvixx(プロフ) - さっくんの優しさが現れる作品だなと思います。凄く続きが楽しみです！ (2019年11月24日 11時) (レス) id: 06f1cacbb4 (このIDを非表示/違反報告)
月の兎(プロフ) - 初めまして。まさかブイの面々が出てくるとは思いませんでした。ぶいすの担の私歓喜です（笑）続きも楽しみにしております！ (2019年11月21日 23時) (レス) id: 9b6fe057d4 (このIDを非表示/違反報告)
みなみ(プロフ) - 続きが気になります。 (2019年11月18日 9時) (レス) id: 34a5132cfc (このIDを非表示/違反報告)
美福(プロフ) - 更新の通知が来る度に凄く嬉しくてウキウキして見ています！これからも更新楽しみにしてます！頑張ってくださいね！ (2019年11月17日 13時) (レス) id: 9e6bdd0fef (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：おれんじ
| 作成日時：2019年11月11日 21時
