十人十色の雪桜（３）

・嵐 ページ47

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ようやく嵐さんの楽屋まで辿り着きました。

緊張で動けずにいる中、
「何してんの」と笑い声が聞こえて顔を向けると、





『翔くん！』


翔「お疲れ。もしかして挨拶？」


『あっ、はい！』





リハや打ち合わせを終えたであろう櫻井くんが。

櫻井くんが扉を開けてくれて、恐る恐る中に入る。





潤「あ、翔さんお疲れ」

翔「ありがと。みんな、お客さんだよ」


智「...ん？」


雅「あ！なんだっけ、結城ちゃん！」

二「なんだっけは失礼でしょうよ(笑)」





今まで表立って仕事することがほとんどなかったせいで、嵐さんとはお会いする機会すらあまり無かった。


だから、ほぼ初めまして。





二「あれでしょ、タッキーの秘蔵っ子」

潤「そうだ。歌舞伎には出てんだよね？」


『あっ、はい。もう7年くらい出させてもらってます』


智「パフォーマンス力が高いんだって言ってたよ」


『そんな...！恐れ多いですって...』





自分こんな緊張するんだ、ってくらいガチガチ(笑)


でも嵐さんはすごいフランクな方達で。

矢継ぎ早に繰り出される質問に答えているうちに、だんだん緊張も解けてきた。





相「そうだ、SnowManの...岩本くん。今ドラマ出てるんだよね？」


『はい。出てますね』


相「風間が絶賛してたよ(笑)」

『おお、すごい！伝えときます！』





なんて近況も話しつつ、やっぱり話題はデビューの話。





翔「でもさ、改めてすごいよね。2組同時デビューでしょ？ずーっと話題にもなってるもんね。


『そうですね。SnowManは増員もしたし、この一年はかなり怒涛だった気がします』


潤「デビューかぁ。てことはもうバックにはつかないんだ？」





そっか。バックはJr.の仕事だもんね。


デビューは夢の一つだけど、今までとは環境が変わるんだね...
Jr.にしかできないこと、全力で楽しんどかないとなぁ...





『要望と予定が合えばいつでも！(笑)』

相「それはすごいわ(笑)」


智「何だっけ、SnowManて何かあったよね？」


翔「あー、あれ？予約の取れない...ってやつ？」

智「そう、それ！」





先輩方が、ステージ数すごいんだよねー、と話すのを聞いて、改めて6人の実力を誇りに思った。





『大丈夫です。まだまだJr.には逸材がたくさんいるので』





トラジャもHiHiも、美少年も7MEN侍も、宇宙sixもMADEも、なにわもAぇ！groupもリトかんも、


他のJr.たちが盛り上げてくれる。


私たちは信じて前に進まないとね。


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