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iw「、はい。終わり」
『ありがとう...』
嫌々手当されてた割に律儀にお礼を言ったゆきは、一目散に照から離れて、
『ふっか！』
fk「わっ、今日は俺なの？」
座ろうと屈んだ俺の胸へダイブしてきた。
いつもは、
優しい阿部ちゃんか、癒しのラウールか、彼氏味強めの目黒かのところへ行ってるのに。
『阿部ちゃんとラウールはなんか忙しそうだし、目黒はジーコに取られた...』
fk「あぁ...(笑)」
優しいね、なんて言いながら。
痛かった...とぼやくゆきを隣に座らせて、包帯が巻かれていない左手をとって軽く握る。
ギュッと握り返されたのを確認して、俺は仕事の資料に目を通し始めた。
『あぁ...やめちゃおっかなぁ...』
fk「ん？」
ゆきが「やめたい」と漏らすことはたまにある。
でも、ゆきが最終的には俺らを選ぶ自信があるから。
というか、俺らがゆきを手放さない覚悟があるから。
「やめたい」という気持ちを聞いてもそこまで焦らなくなった。......表に出ない程度には。
実際は「本当だったらどうしよう...」って思ってるけど。
『もっとさ、男女の偏見なく所属できる事務所なんていっぱいあるんだよね...』
fk「うん、そうだね」
『んん...でも...』
やっぱり男女の偏見というのはいつまで経っても無くならないもので。
特に最近は、デビューが決まって外への露出も増えた。
おかげで今までゆきを知らなかった方々の目にも止まるようになって、やっぱりアンチは増えているみたいだった。
本人は「少しだけ」というけど、実際はどれだけの否定や拒絶を受け止めているのだろうと思うと、
心配や不安は無くならない。
だからこそ、
たまに「逃げてしまいたい」と思うことは、仕方がないことなんじゃないかと思ってる。
fk「逃げたかったら逃げても良いんだよ。ま、何処に行ったって、俺らはお前を見つけて離さないけどね」
『......』
fk「...え、なに」
『うん、やっぱ好きだわ』
fk「、そりゃどーも」
また好きの安売りして...
照れ隠しにぐしゃぐしゃと髪を撫でれば、ちょっとー！なんて抵抗しながらも嬉しそうに微笑むから。
いつまでも、そうやって笑っていてほしい。
そのためなら、俺は、俺らは、何でもできる気がするんだ。
ーーーーーーーーーー
作者です
昔一回だけやったことあるんです。
爪の食い込み。
痛いんだなぁ...これが...(泣)
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あんな(プロフ) - 毎話楽しく読ませて頂いてます！！アノネーストーリー分かりますよ！！柊真くん今でも大好きなのでお話で読めて嬉しかったです！ (2019年12月5日 21時) (
レス) id: 4952c57afa (このIDを非表示/違反報告)
黒雪 冬華(プロフ) - デビュー曲のお話もありがとうございます！すごく素敵でした！SixTONESとの差別化？というか色の違いを出すならジャニーズ感を出してくるだろうと思ってたので、お二人で嬉しかったです(●´▽`●) (2019年11月27日 23時) (レス) id: 4eb5adcd65 (このIDを非表示/違反報告)
おれんじ(プロフ) - 美紀さん» こちらこそリクエストありがとうございました。またぜひ、リクエストお待ちしております。 (2019年11月21日 11時) (レス) id: f2384aad00 (このIDを非表示/違反報告)
おれんじ(プロフ) - りっかさん» コメントありがとうございます！関西担の方にも楽しんでいただけてることをうれしく思います！また読みにきてください。あわよくば、リクエストもお待ちしてます(笑) (2019年11月21日 11時) (レス) id: f2384aad00 (このIDを非表示/違反報告)
おれんじ(プロフ) - 弥生さん» リクエストありがとうございました！お待たせして申し訳ないです(汗) ぜひぜひ！むしろたくさんリクエストいただけると嬉しいです！(笑) 今後ともよろしくお願いします！ (2019年11月21日 10時) (レス) id: f2384aad00 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：おれんじ
| 作成日時：2019年10月31日 16時
