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ab「っ、A?分かるっ?」
『ハッ...ハァ...ッ、ヒュッ...ゲホッゲホッ...』
健「まずいな、誰か!救急車!」
fk「は、はいっ!呼びます...!」
健くんの鋭い声にふっかが駆け出す。
俺の腕の中で、過呼吸どころか呼吸困難になってるAは、辛うじて意識を保っている。
そんな状態だった。
滝「阿部、お前まで焦ってどうする。しっかり支えてやれ」
ab「!、っはい...」
sk「阿部ちゃん大丈夫。俺らもいるから」
iw「俺、運びます。ここじゃ救急隊の人たち入ってくるの大変ですよね?」
滝「頼む」
みんな、焦りながらも自分のできることをやってる。
俺は照にAを預けた後、どうすればいいか分からず、その場に立ち尽くすしかなかった。
ダメだな俺...っ、
不測の事態に弱いのは自覚してるけど...こういう時はしっかりしないといけないのに...っ、
sk「阿部ちゃん、気付いてくれてありがとね」
ab「えっ...」
dt「もちろん体調不良は把握してたけど、ああなることは誰にも予想できなかったんだから」
nb「あいつが1人でいる時にあんなんなってたら、もっと危なかっただろ?」
だから阿部ちゃんがそばにいてよかった。3人にそう励まされて、少しだけ気持ちが落ち着いた。
そうだ、最悪の事態は防げたはずなんだ...
このまま突っ立ってたらまた事態が悪化するだけ。
出来ることはやらないと。
ab「もう大丈夫、ありがとう。行こう」
sk「よっしゃ、急ごう!」
急いで着替えて楽屋口に向かうと、滝沢くんが車を回してくれていた。
有難く乗せてもらい、Aが運ばれた病院へ向かう。
「こちらです」
滝「ありがとうございます。...ほら、阿部」
ab「はい...」
滝沢くんに促されて、案内された病室の扉を開く。
そこには目を閉じて横になるAと、それに付き添う健くんと照がいた。
救急車に乗って一緒に来てくれたみたい。
健「解熱剤の副作用だろう、ってさ」
ab「副作用...?」
iw「たまにあるらしいんだよ。ただ、Aの場合は喘息が誘発されたせいで急激に悪化したんじゃないか、って」
ー
ーー
ーーー
幸い、命に別状は無かったものの...
あと1時間でも遅かったら窒息で死んでたかもしれないって聞いてさ...
それから俺らは、
解熱剤に対して少しトラウマがあるんだよね...
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あんな(プロフ) - 毎話楽しく読ませて頂いてます!!アノネーストーリー分かりますよ!!柊真くん今でも大好きなのでお話で読めて嬉しかったです! (2019年12月5日 21時) (レス) id: 4952c57afa (このIDを非表示/違反報告)
黒雪 冬華(プロフ) - デビュー曲のお話もありがとうございます!すごく素敵でした!SixTONESとの差別化?というか色の違いを出すならジャニーズ感を出してくるだろうと思ってたので、お二人で嬉しかったです(●´▽`●) (2019年11月27日 23時) (レス) id: 4eb5adcd65 (このIDを非表示/違反報告)
おれんじ(プロフ) - 美紀さん» こちらこそリクエストありがとうございました。またぜひ、リクエストお待ちしております。 (2019年11月21日 11時) (レス) id: f2384aad00 (このIDを非表示/違反報告)
おれんじ(プロフ) - りっかさん» コメントありがとうございます!関西担の方にも楽しんでいただけてることをうれしく思います!また読みにきてください。あわよくば、リクエストもお待ちしてます(笑) (2019年11月21日 11時) (レス) id: f2384aad00 (このIDを非表示/違反報告)
おれんじ(プロフ) - 弥生さん» リクエストありがとうございました!お待たせして申し訳ないです(汗) ぜひぜひ!むしろたくさんリクエストいただけると嬉しいです!(笑) 今後ともよろしくお願いします! (2019年11月21日 10時) (レス) id: f2384aad00 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:おれんじ | 作成日時:2019年10月31日 16時