チャンス(リクエスト) ページ18
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*「ゆきー、ちょっといいかー?」
『?はーい、』
振り入れをしている時、チーフマネージャーさんに呼ばれて1人レッスンを離脱する。
分厚い手帳を片手にちょいちょいと手招きをされて、
部屋の隅にやってくる。
『なんですか?』
*「うん。嫌なら、断ってくれて構わないんだけど」
『、はい』
*「お前に映画の話が来た」
大声を出しそうになるのを、手で口を塞ぐことで堪える。
嬉しい...!
でも次の言葉で、葛藤が生まれてしまった。
だからチーフさんも「嫌なら、」って言ったんだと思う。
*「ただ一つ懸念があって。......恋愛映画、なんだ」
『あー...』
*「お前が世間の目を人一倍気にしてることは分かってる。だけど悪い話ではないと思うんだ」
『......はい、』
*「ま、前向きに検討してくれ。明日、最終確認するから』
確定するまでは口外するなよ、と囁かれて頷く。
メンバーに相談も出来ないのか...
と溜息を吐いていたら、
*「あ、ゆき。でもな、」
*「身内には相談するんだぞ、家族、とか」
“ 家族 “ と言いながらチラリと向けた視線の先には、真剣な顔で何かを相談しあう、
いわふか(笑)
『ありがとうございます(笑)』
*「ああ。返事、期待してる」
チーフの配慮に感謝しつつ、みんなの輪に戻る。
何の話ー?と絡んでくる年下組を受け止めつつ、みんなに抜けたことを詫びる。
sk「気にすんなよ、仕事の話?」
『うん、ちょっとね』
kj「えぇーちょっと秘密は良くない!」
『ちゃんと話すから(笑) 今は振り!ね?』
はーい!と元気な返事をして立ち位置に戻った康二たち。
そして、
照の指導のもと、振り入れを再開した。
*
そしてレッスン終わり。
mg「で?何の話だったの?」
『え?』
mg「マネージャーさんから。何の話だったの」
汗だくになったシャツを着替えて戻れば、めめを筆頭に全員が私を見ていた。
あー、そうだった...
まだスタジオの時間が大丈夫なことを確認して、改めてみんなに集合してもらった。
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あんな(プロフ) - 毎話楽しく読ませて頂いてます!!アノネーストーリー分かりますよ!!柊真くん今でも大好きなのでお話で読めて嬉しかったです! (2019年12月5日 21時) (レス) id: 4952c57afa (このIDを非表示/違反報告)
黒雪 冬華(プロフ) - デビュー曲のお話もありがとうございます!すごく素敵でした!SixTONESとの差別化?というか色の違いを出すならジャニーズ感を出してくるだろうと思ってたので、お二人で嬉しかったです(●´▽`●) (2019年11月27日 23時) (レス) id: 4eb5adcd65 (このIDを非表示/違反報告)
おれんじ(プロフ) - 美紀さん» こちらこそリクエストありがとうございました。またぜひ、リクエストお待ちしております。 (2019年11月21日 11時) (レス) id: f2384aad00 (このIDを非表示/違反報告)
おれんじ(プロフ) - りっかさん» コメントありがとうございます!関西担の方にも楽しんでいただけてることをうれしく思います!また読みにきてください。あわよくば、リクエストもお待ちしてます(笑) (2019年11月21日 11時) (レス) id: f2384aad00 (このIDを非表示/違反報告)
おれんじ(プロフ) - 弥生さん» リクエストありがとうございました!お待たせして申し訳ないです(汗) ぜひぜひ!むしろたくさんリクエストいただけると嬉しいです!(笑) 今後ともよろしくお願いします! (2019年11月21日 10時) (レス) id: f2384aad00 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:おれんじ | 作成日時:2019年10月31日 16時